
「ゲームばかりして……」と思いながら、でも止めさせるのも心苦しい。そんな気持ちになったことはありませんか。
実は、ゲームの選び方と関わり方しだいで、子どもの「論理的思考力」は着実に育ちます。論理的思考力とは、問題を整理して筋道を立てて考える力のことです。学校の算数や理科で使われる力と同じで、プログラミングや将来の仕事でも中心になる考え方です。
この記事では、小学生が楽しみながらその力を育てられるゲームを厳選してご紹介します。保護者の方が「どうせ遊ぶなら、このゲームにしてみよう」と選ぶときの参考になれば嬉しいです。
RPGで養う「リソース管理と戦略的思考」
ドラゴンクエストシリーズ
長く愛されてきた国民的RPG(※ロールプレイングゲーム。キャラクターを育てながらストーリーを進めるゲーム)です。「面白いゲームだよね」と思うだけで終わらずに、論理的思考の観点から見てみると、非常に豊かな学習環境であることがわかります。
「今持っているお金(ゴールド)で何を買うべきか」という判断は、限られたリソース(資源)をどう配分するかという思考そのものです。強い武器を買えばお金が尽きる、でも回復アイテムがないと全滅する。この選択を繰り返すうちに、「目的のために何を優先するか」という考え方が自然に身についていきます。
また、村人やNPCとの会話からヒントを拾い、次の目的地を推測する過程は「推論」の練習です。「北の洞窟に宝があるらしい」「あの橋は危険だと聞いた」——バラバラな情報をつなぎ合わせて次の行動を決める、これはまさに論理的な問題解決です。
Undertale
2015年にインディーゲーム(※小規模な開発チームが作るゲーム)として登場し、世界中で高い評価を得た作品です。このゲームの最大の特徴は「戦わずに敵と友達になれる」という選択肢があることです。
「この敵に攻撃したらどうなる?」「話しかけたら?」「何もしなかったら?」——自分の行動が物語の結末を変えていく体験を通じて、「行動には結果がある」という因果関係(原因と結果のつながり)を深く理解できます。同じ場面でも複数の解決策があると知ることが、子どもの発想の幅を広げます。英語が多いため小学校低学年には少し難しいですが、ルビや翻訳を補助しながら一緒に遊ぶのも良い体験になります。
3D酔いしない!2D視点の論理パズルゲーム
「3Dのゲームをやると酔ってしまう」というお子さんは少なくありません。でも、論理的思考を育てるゲームは2D視点のものにも素晴らしい作品があります。むしろ2D・固定視点のパズルゲームのほうが、思考の整理がしやすく集中しやすいという面もあります。
Baba Is You
「ルールを書き換えることができる」という、これまでにないゲームデザインのパズルゲームです。画面の中に「BABA IS YOU」「WALL IS STOP」のような文章がブロックとして置かれており、そのブロックを動かすことでゲームのルール自体を変えられます。
たとえば「WALL IS STOP」のブロックをバラバラにすれば、壁をすり抜けられるようになります。「何が当たり前か」を疑い、ルールの構造を言語で理解するこの体験は、プログラミングの考え方と驚くほど近いです。最初は戸惑いますが、ひらめいた瞬間の達成感が強烈で、子どもが自分から考え続けようとする意欲を引き出してくれます。
Human Resource Machine
工場のオフィスを舞台にした、アルゴリズム(※問題を解くための手順の設計)を視覚的に体験できるパズルゲームです。「床にある数字を手に取って、指定された場所に渡す」という単純な動作を組み合わせて、複雑な指示を実行していきます。
これは実際のプログラミングで使う「変数」「ループ」「条件分岐」の考え方そのものです。プログラムを書いたことがない子でも、このゲームを通じてその考え方を体で覚えられます。「なんでこんな手順が必要なの?」という疑問が生まれる場面が多く、保護者の方が一緒に考える会話の入口にもなります。
Poly Bridge
橋を設計して、車が渡れるかどうかを試すシミュレーションゲームです。予算の中で材料を組み合わせて橋を作り、物理的に崩れないかをテストします。
失敗しても何度でも作り直せます。「なぜ崩れたのか」「この部分を補強したらどうか」という試行錯誤(何度もやり直して答えに近づく過程)を繰り返すことで、仮説を立てて検証する科学的な思考が自然に育ちます。橋が渡り切れた瞬間の「できた!」は非常に気持ちよく、次のステージへの意欲につながります。
リアルで盛り上がるアナログゲーム
画面なしで遊べるボードゲームやカードゲームも、論理的思考を育てる力を持っています。家族で囲んで遊べること、コミュニケーションが生まれることが、アナログゲームならではの価値です。
アルゴ
数字が書かれたカードを並べ、相手の手札の数字を推理し合うカードゲームです。「あのカードが◯番より大きいとわかった。ということは……」という推論の積み重ねでゲームが進みます。算数的な感覚と、状況から論理的に答えを絞り込む力の両方が鍛えられます。小学生から大人まで一緒に楽しめるため、家族でのゲームタイムに最適です。
ロジカル真王
数字と色の組み合わせから、隠れた情報を推測するゲームです。相手の「ヒント」を手がかりに、どの組み合わせが正解かを絞り込んでいきます。「この情報からわかることは何か」「逆に除外できることは何か」というロジカルな絞り込みは、数学の証明問題や理科の実験考察と同じ思考の型です。
マイクラのレッドストーン回路——ゲームの中の「電子回路」
マインクラフトは、建築や冒険だけのゲームではありません。「レッドストーン」というアイテムを使うと、マインクラフトの中で電気回路を作ることができます。
AND回路(※「AかつB」の両方がONのときだけ動く仕組み)、OR回路(※「AまたはB」のどちらかがONなら動く仕組み)、NOT回路(※ONとOFFを逆にする仕組み)——これらは実際のコンピュータの中で使われている論理ゲートと同じ考え方です。ゲームの中で「この仕掛けはなぜ動くのか」を追いかけることで、コンピュータの基本的な仕組みにふれることができます。
クロスウェーブが開催を準備しているハッカソン(※制限時間内にプログラムや仕組みを作り上げるイベント)でも、このレッドストーン回路とプログラミングを組み合わせた「全自動防衛要塞」づくりに挑戦する企画が進んでいます。
いっしょにチョキッと スニッパーズ
Switchで遊べる協力型のアクションパズルです。キャラクターの体を「切り抜いて」形を変え、その形を使って課題を解いていきます。「この形にしたら、ここに入るかな?」「もう少し切ったほうがいいかも」という会話をしながら2人で遊べるため、兄弟や親子での対話が自然に生まれます。正解が1つではないことも、発想力を広げる要素になっています。
ゲームからハッカソンへのロードマップ。遊ぶ側から作る側へ
ゲームをただ遊んで終わりにするのと、「考えながら遊ぶ」のとでは、身につく力がまったく変わります。保護者の方にできる関わり方を、いくつか具体的にご提案します。
ゲームの後に「この仕掛け、自分ならどう変える?」と聞いてみてください。正解を求めているのではありません。子どもが「なんで?」と立ち止まって考える習慣をつくることが目的です。
「なんでこのボスは強いんだろう?」「このパズル、どこがポイントだったと思う?」という問いも有効です。感じたことを言葉にする練習は、プログラミングの設計を説明するプレゼン力にもつながります。
慣れてきたら、気に入った仕掛けや解法をフローチャート(※手順を図にしたもの)やアイデアシートに書き出す練習を取り入れてみてください。「絵にしてみて」「順番に書いてみて」という声かけで十分です。このプロセスが、ゲームを「作る視点」で見る第一歩になります。
クロスウェーブでは、こうした「遊ぶ側から作る側へ」のステップを、マイクラやプログラミングを通じて体験できるワークショップやハッカソンを定期的に開催しています。「うちの子、ゲームは好きだけどプログラミングには興味があるかどうかわからない」という段階から、一緒に考えていきます。
まずは無料体験から。気になることがあれば公式LINEにお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」
沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F
マイクラ部への参加方法
マイクラ部への参加を希望される方はLINEアカウントへ登録を頂くか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までご連絡をお願いします。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップへの参加を目指す仲間を募集しています。子供たちへのプログラミング教育として「Python」「Scratch」「MakeCode」「JavaScript」「Unity」「Godot」などを指導しています。動画編集講座(Premiere Pro・DaVinci Resolve・CapCut)やHTML/CSSでのWeb制作講座も開催中です。
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開催地域
沖縄県宜野湾市
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」にて開催しています。
沖縄県うるま市
FMうるまにて開催しています。
FMうるま
沖縄マイクラ部について
沖縄マイクラ部は教室ではなく、親子の勉強会というスタイルで運営しています。保護者の方も一緒に参加していただけますので、お気軽にご参加ください。
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