
「コンテストに出たいのはわかる。でも、何をつくればいいの?」
いちばん多い悩みが、これかもしれません。Scratchのゲーム案は思いつく。でも、それ以外の切り口がほしい。今日は、ゲーム・アプリ風・クイズ・ツール系まで広げた作品アイデアを20個紹介します。Scratch向けの定番10選とは被らないように、ジャンルと切り口を変えています。全部読む必要はありません。気になる番号を3つ選んで、その中から1つに決めましょう。
アイデアが出ない夜は、長いです。でも、出てこない理由の多くは「才能がない」ではなく「候補が散らかっている」ことです。今日は候補を並べます。選ぶ作業に変えてしまいましょう。保護者の方は、子どもと一緒に番号を指差しながら、「これやってみたい?」と聞いてみてください。会話が始まったら、もう半分うまくいっています。
アイデア選びのルールはシンプル
自分が説明できるテーマか。締切までに小さく完成できるか。遊んだ人(見た人)が「おもしろい/わかりやすい」と言えるか。この三つです。大作より、小さな完成にひと工夫。これが勝ちやすいです。宜野湾プログラミングコンテスト2026のテーマは自由なので、好きな切り口で大丈夫。ただし、コンピュータプログラミングを用いたオリジナル作品であること、ハードウェアが必要な作品は不可であることだけは守ってください。締切は2026年9月30日(水)23:59です。
「すごい作品」を最初から狙うと、決まりません。「一週間で動く作品」を狙うと、決まります。大きさより、届くこと。沖縄らしさは必須ではありませんが、身近な題材だと説明が楽になります。海、台風、方言、給食、通学、観光——日常の中に、作品の種はたくさんあります。
ゲーム系|動きで楽しいアイデア
バス到着タッチゲームは、バス停で正しい行き先のバスにタッチする反射ゲームです。交通を題材にすると、日常とつながって発表しやすい。マングローブ探検サイドビューは、左右スクロールで生き物を集めながら進む探検ゲーム。自然が好きな子に合いやすいです。パイン畑の仕分けゲームは、流れてくるパインをサイズや色で仕分けるテンポ重視の作品。単純でも中毒性を出しやすいタイプです。
ビーチ清掃ランナーは、走る・跳ぶ・拾うの三操作だけに絞ると作りやすい。環境テーマでも、説教臭くせず遊べます。伝統衣装コーディネート勝負は、制限時間内にテーマに合うコーデを選ぶ対戦風ゲーム。見た目づくりが好きな子向きです。どれも、最初は「操作一つ+クリア条件一つ」で試作してください。ステージを増やしたくなる気持ちはわかりますが、増やしすぎると締切に負けます。沖縄の色は、背景やアイテム名で足せば十分です。
ゲーム系で迷ったら、「手の動きが楽しいもの」を選ぶと続きやすいです。触る、避ける、拾う、仕分ける。理屈より先に、指が動く楽しさがある題材は、家族テストでも盛り上がります。盛り上がると直したくなる。直したくなると、作品は自然に強くなります。
クイズ・学習系|知識が作品になるアイデア
沖縄の歴史タイムトラベルクイズは、時代ごとに問題が変わる形式にすると物語っぽくできます。正解すると次の時代へ進むだけで、進行感が出ます。外来種クイズバトルは、在来種か外来種かを判定する作品。環境学習と相性がよく、調べ学習の延長にもなります。天気図読みとりチャレンジは、台風・梅雨・猛暑など、沖縄の気象を題材にしたクイズ。身近な不安や話題を、遊べる形に変えられます。
「うちなーフレーズ」変換クイズは、日常フレーズを日本語・英語・沖縄の表現でマッチングする語学好き向け。給食メニュー栄養バランスクイズは、献立を選んでバランスを学ぶ、学校生活直結のテーマです。クイズ系の強みは、ルールがわかりやすいこと。問題が出る、選ぶ、正解不正解が出る。この型があれば、内容を差し替えるだけで作品になります。最初は5問。余力があれば10問。問題数より、解説の一言があるかどうかの方が、印象に残りやすいです。
保護者の方は、問題作りを手伝いすぎないでください。子どもが調べたことを問題にする方が、オリジナルになります。「一緒に図書館や図鑑で調べよう」はいいサポートです。「親が正解を全部つくる」はやりすぎです。子どもの手で選んだ知識が、作品の味になります。
アプリ風・ツール系|使える作品という発想
宿題タイマーに応援メッセージを足すアプリ風作品は、実用寄りで説明しやすいです。時間が終わるたびにキャラが褒めてくれるだけで、子どもは作りたくなります。おこづかい記録のミニ家計簿は、入力して合計が出るだけでも立派。中学生の入門作品にもなりやすい発想です。通学チェックリストは、持ち物をタップして確認する朝の実用品。家族の「いま何してる?」ボードは、ステータスを切り替えるシンプルな共有アプリ風作品。自習ポモドーロ・タイマーは、集中と休憩を区切る学習ツール発想で、高校生にもつながります。
ツール系は「ゲームじゃないから弱い」と思われがちですが、そんなことはありません。誰かの役に立つ設計は、ねらいを話しやすい。おばあちゃんでも押しやすいボタンにする、朝の忘れ物を減らす、宿題の開始を後押しする——相手を想像してつくる経験は、とても濃いです。見た目より、一回使って「便利」と思えるかを大事にしてください。沖縄のプログラミングコンテストでも、形式はゲームに限定されていません。オリジナルのプログラミング作品であれば挑戦できます。
ストーリー・社会・探究寄り|伝えたいことがある子へ
選択で変わる離島旅行ストーリーは、選択肢で結末が分岐する作品。ゲームが苦手でも作りやすいです。未来の自分に手紙を書くインタラクティブ絵本は、クリックで手紙が展開する形にすると、想いをねらいとして伝えやすい。商店街復活プロジェクトの疑似体験は、客を呼ぶ施策を選ぶシミュレーション。地域課題テーマとして深められます。
高齢者向けに大きなボタンの操作練習ゲームをつくると、「誰のためにつくるか」を考える練習になります。観光の混雑を避けるルート提案コンテンツは、混雑度を選ぶとおすすめルートが出る、データっぽい見せ方が楽しい作品です。社会や探究寄りは、難しく構えがちですが、体験は小さくていい。「選ぶと結果が変わる」だけで、十分インタラクティブです。大切なのは、子どもが自分の言葉で「こうしたかった」と言えること。保護者の正しさより、子どもの視点を残してください。
探究っぽく見せることと、遊べることは別です。遊べない探究作品は、途中で読まれにくくなります。一文の説明、一回の選択、一回のフィードバック。この三つがあるだけで、伝わり方は変わります。沖縄の課題を大きく扱いすぎず、「自分の身の回りで気になったこと」に絞ると、小学生でも最後まで届けやすいです。
20個から1つに落とす質問
迷ったら、子どもにこう聞いてみてください。今週いちばん話した話題は何?家族に見せて「やってみたい」と言われそうなのはどれ?今使っているプログラミング道具で作れそうなのはどれ?「好き」と「作れそう」が重なったものが正解です。正解は一つではありません。今日決められる一つが正解です。
決めたら、アイデアを一行で書いてください。「ビーチ清掃ランナー」「方言マッチングクイズ」——短くていい。次にクリア条件を一つ決める。動く最小版を三日でつくる。家族テストでわかりにくい所だけ直す。タイトルと説明を整えて提出準備。見た目の凝った装飾は、最後で十分です。この順番を守ると、20個あるリストも怖くなくなります。リストは選ぶための道具であって、全部やる宿題ではありません。
「やっぱり別のがいい」と乗り換えたくなったら、早い段階ならOKです。遅い乗り換えだけが危険です。試作が動き始めたら、基本はその一本を磨く。磨く時間が、オリジナリティになります。新しいネタを追いかけるより、今のネタをわかりやすくする方が、提出には近いです。
中学生・高校生へのひとこと
このリストは小学生向け中心ですが、中高生は同じ題材を一段深くできます。クイズに正答率の集計を入れる。Webで動く形にしてURLで見せる。Pythonでデータを扱うツールにする。学年が上がるほど、「作品を見せる形」の選択肢が増えます。小学生のうちに「アイデアを形にする」経験があると、その先が楽になります。
なお、宜野湾プログラミングコンテスト2026の応募資格は、宜野湾市在住または宜野湾市のスクールに通う小学生です。中高生はこの大会の対象外ですが、作品づくりそのものは学年を問いません。ポートフォリオや発表の練習として、同じ発想でつくってみてください。「受験に有利」と断定はしません。ただ、自分の作品を説明できる経験は、進学や進路の場面で自分の言葉を持つ助けになります。
宜野湾プログラミングコンテストで発表しよう
宜野湾プログラミングコンテスト2026は、宜野湾市在住の小学生、または宜野湾市のスクールに通う小学生が対象。テーマ自由で、コンピュータプログラミングのオリジナル作品を募集しています(ハードウェア必須は不可)。締切は2026年9月30日(水)23:59です。賞は最優秀賞・二位・三位。まずは「何をつくるか」を決めて、完成まで走り切ることが大事です。
詳細はこちら。
沖縄・宜野湾プログラミングコンテスト2026について詳しくはこちら
公式:https://techkidsschool.jp/grandprix/regions/ginowan/
まとめ|アイデアは「選ぶ」より「決めて小さく作る」
20個もあると迷います。でも大丈夫。迷う時間が長いほど、完成は遠のきます。今日中に一つ決めて、最小の動きをつくる。それが、いちばんの近道です。「うちの子にも、つくれそうなテーマがあった」——そう思えたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。アイデアは、頭の中にあるうちは作品ではありません。動いた瞬間から、作品になります。その最初の動きを、今日つくってしまいましょう。
アイデアが決まったら、最初の三日で動かす
番号を一つ決めたら、すぐに大作の設計図を書かなくて大丈夫です。最初の三日は、最小の動きだけを作ってください。キャラが動く。正解が判定される。ボタンを押すと次へ進む。どれか一つでいい。動いた瞬間に、アイデアは「案」から「作品」へ変わります。動かないまま構想だけ練ると、不安だけが増えます。沖縄のプログラミングコンテストに出すなら、構想より提出可能な最小版を先に持つ方が現実的です。締切は2026年9月30日(水)23:59。逆算して、今から作れるサイズを選んでください。
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