
「マイクラカップって、どうやって参加するの?」
この記事はその一言から始まります。大会の名前は聞いたことがある、でも実際に参加するまでの流れがわからない——そういう方のために、第6回・第7回と連続して沖縄代表として全国大会に出場し、第7回でTBS賞を受賞した私たちの実体験をもとに、マイクラカップへの参加方法をできるだけ具体的にお伝えします。
子供本人が読んでも、保護者の方が読んでも、必要な情報がそろうように書きました。ぜひ最後まで読んでみてください。
マイクラカップ(Minecraftカップ)とは何か
まず、大会そのものについて説明します。
Minecraftカップとは、教育版マインクラフト(Minecraft: Education Edition)(※学校や教育機関向けに設計された、授業で使えるマインクラフトの特別バージョン)を使い、毎年与えられたテーマに沿ってオリジナルの「まちづくり作品」を制作・発表する全国大会です。正式名称は「全国学生対抗Minecraftカップ」といいます。
この大会の特徴は、ゲームがうまいかどうかよりも、「どんな社会を作りたいか」を真剣に考えて表現できるかどうかが評価される点です。子供たちは単にマインクラフトで建物を作るのではなく、社会課題を調べ、解決策を考え、それを作品として形にし、さらに審査員の前でプレゼンテーション(※自分たちの考えや作品を口頭で発表すること)します。
プログラミング力、発想力、調査力、チームワーク、プレゼン力——これらが同時に試される、他にはない大会です。
大会は毎年夏から秋にかけて開催され、全国各地で地区大会が行われます。地区大会を勝ち抜いたチームが、全国大会への切符を手にします。第7回大会の全国大会会場は東京大学でした。
参加資格と年齢制限
「うちの子でも参加できるの?」というのが、最初に気になるポイントだと思います。
マイクラカップの参加資格は、基本的に小学生・中学生・高校生です。学年によってカテゴリが分かれており、同じ年齢層でチームを組んで参加することになります(カテゴリの詳細は毎年の公式発表でご確認ください)。
参加はチーム制です。一人ではなく複数人でチームを作って挑む形式なので、「一人でやるのは不安」という子供でも安心して取り組めます。チームの人数は大会のルールに従って設定されます。
プログラミングの経験はゼロでも問題ありません。私たちのチームにも、参加前はマインクラフトをほとんど触ったことがなかったメンバーがいました。大切なのはスキルよりも、テーマに向き合う姿勢とチームで考え抜く意欲です。
なお、教育版マインクラフトは通常のマインクラフトとは別のソフトウェアですので、家でゲームとして遊んでいる場合とは少し違う環境になります。参加を検討しているプログラミング教室に確認するか、公式サイトから詳細をご覧ください。
大会のテーマと審査基準
毎年のテーマは、現代社会の課題や未来への問いがベースになっています。過去の例では、環境問題、まちづくり、人口変化、多様性などがテーマに設定されてきました。
第8回大会(2025年)のテーマは「みんなが輝く!β世代のまち ~人口・年齢のバランスが変わる社会をどう生きる?~」です。β世代(※2025年以降に生まれる、AIと一緒に育つ世代のこと)というキーワードが入った、時代を先取りしたテーマです。少子高齢化が進む社会で「誰もが輝けるまち」とはどんな形か——子供たちが真剣に向き合うことで、大人でも簡単には答えられない問いを深めていきます。
審査基準は大会ごとに詳細が示されますが、共通して評価されるポイントは以下の通りです。
テーマへの理解と洞察の深さ:「テーマを表面的になぞっているだけ」では評価されません。なぜその課題が生まれるのか、どんな解決策が考えられるかを自分たちの言葉で語れるかどうかが問われます。
作品のクオリティと独自性:マインクラフトで作り込んだワールドの完成度と、「このチームにしか作れなかった」という独自の視点が評価されます。
プログラミング技術の活用:MakeCode(※マインクラフト内でプログラムが組めるMicrosoftのツール)やPython(※世界で広く使われているプログラミング言語)などを使った動く仕掛けや自動化の工夫が、技術的な評価に直結します。
プレゼンテーションの説得力:作品を「見せる」だけでなく、「なぜこれを作ったか」「この作品が社会にどう貢献するか」を聴衆に伝えられるかが、最後の大きな評価ポイントです。
私たちが第7回でTBS賞を受賞したとき、審査員の方からいただいたフィードバックは「テーマへの解釈が深く、それを形にする表現の力があった」というものでした。技術的な完成度だけでなく、「伝わるかどうか」が重要だという実感は、大会を通じて何度も味わいました。
地区大会から全国大会への流れ
マイクラカップへの参加は、地区大会からスタートします。全体の流れはおよそ以下の通りです。
チーム結成とエントリー:テーマが発表されたら、チームを組んでエントリー(申し込み)をします。チームで一緒に活動するプログラミング教室や学校のグループで参加するケースが一般的です。エントリーの締め切りは毎年設定されますので、早めに動くのが重要です。
テーマ研究とフィールドワーク:エントリー後、チームでテーマについて深く調べ始めます。フィールドワーク(※実際に現地を訪れて取材・調査すること)を行い、地域の実態や社会の現状を自分たちの目で確認するチームも多いです。私たちも毎回、子供たちと一緒に地域を歩き、そこで感じたことを作品の骨格に据えてきました。
作品制作:テーマと方向性が固まったら、マインクラフトでの制作を本格的に開始します。プログラミングで動く仕掛けを組み込んだり、リアルな地域の建物を再現したりしながら、数カ月かけて仕上げていきます。制作中に「これで正しいのか」という迷いが何度も出てくるのが普通です。そこで諦めずに作り直せるかどうかが、最終的な作品のクオリティを分けます。
動画制作とプレゼン準備:作品が完成したら、紹介動画を作り、プレゼンテーションの練習を重ねます。クロスウェーブでは動画編集のスキルも学べるため、子供たちが自分たちの手で紹介動画を仕上げます。発表の練習は何度でもやります。当日に「言葉が出てこない」という状態にならないように、体に染み込ませるまで繰り返します。
地区大会(審査・発表):準備が整ったらいよいよ地区大会本番です。審査員の前で作品を発表し、評価を受けます。ここで全国大会への出場権をかけた戦いが始まります。
全国大会(出場チームのみ):地区大会を突破したチームが全国大会へ進みます。会場には全国各地の強豪チームが集まり、レベルの高さを肌で感じる舞台です。第7回の全国大会では東京大学が会場でした。
沖縄代表として全国大会に出場した私たちの経験
第6回大会で初めて沖縄代表として全国大会に出場しました。そのときの子供たちの目は、緊張と興奮が混ざり合ったものでした。「全国には、こんなレベルのチームがいるのか」という驚きは、その後の成長の原動力になりました。
第7回大会では、前回の悔しさをバネにした子供たちが、テーマの研究から格段に深くなりました。地域に根ざした文化と記憶を出発点に、テクノロジーが人の不自由を補う——そういうビジョンを作品に込めました。機能的な完成度だけを追うのではなく、「そこに暮らす人の感情」から設計するというアプローチが、最終的にTBS賞という評価につながりました。
指導する側として一番気をつけてきたことがひとつあります。「答えを教えない」ということです。「ここはこうすればいい」と言いたくなる瞬間は何度もありました。でも、答えを渡した瞬間にその作品はもう子供たちのものではなくなります。「なぜそうしたいの?」「見た人はどう感じると思う?」という問いを投げ続けることで、子供たちは自分の言葉を見つけ、自分のビジョンを形にしていく。その過程に、この大会の本当の価値があると思っています。
全国大会でTBS賞の受賞が発表されたとき、会場にいた子供たちの顔が浮かびます。固まって、次の瞬間崩れた笑顔。その表情を見るために、何カ月もかけて一緒に取り組んできたのだと感じた瞬間でした。
初めて参加するときに知っておくべきこと
マイクラカップへの参加を考えている方に、実体験からお伝えしたいことをまとめます。
早く始めるほど有利です。テーマが発表されてから作品を作り始めるのでは、時間が足りません。チームを作り、プログラミングの基礎を身につけ、テーマ研究を始めるまでのウォームアップに時間がかかります。「参加してみたい」と思ったら、今すぐ動き始めてください。
チームの雰囲気が作品のクオリティを決めます。技術的に優秀なメンバーを集めたチームより、「一緒に考えるのが楽しい」と感じられるチームの方が、長い制作期間を乗り越えられます。途中で意見がぶつかることもあります。その対話そのものが、大会で評価されるプレゼンの言葉を育てていきます。
プレゼンは練習した分だけ上手くなります。作品がどれだけ完成度が高くても、当日うまく伝えられなければ評価には繋がりません。特に小学生のうちから「人前で話す」経験を積んでおくことは、マイクラカップ以外の場面でも必ず生きてきます。
一緒に活動できる環境を選ぶことが大切です。自分一人で参加するのは、情報収集やモチベーション維持の面でかなり難しい。同じ目標を持つ仲間と一緒に活動できる場——プログラミング教室やスクール——を起点にすることで、制作の質もチームの絆も格段に上がります。
まとめ:マイクラカップへの挑戦を応援します
マイクラカップは、「マインクラフトが好き」という気持ちを入口に、社会を考える力・作る力・伝える力を本気で鍛えられる大会です。全国の舞台で同い年の子供たちと競い合う体験は、教室の授業では得られない何かを子供たちに与えてくれます。
私はクロスウェーブでの指導を通じて、何度もその「何か」を目撃してきました。大会から帰ってきた子供たちの目の輝きと、「次はもっとやれる」という確信が滲んだ表情は、何年たっても忘れられません。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、第8回マイクラカップへ向けたメンバー募集を行っています。小学生チームと中学生以上チームの2チーム体制で全国制覇を目指します。マインクラフトが初めてでも、プログラミングが初めてでも大丈夫です。まずは一緒にやってみましょう。
体験参加は無料です。「参加してみたい」「話を聞きたい」という方は、公式LINEからお気軽にご連絡ください。子供たちの「挑戦したい」という気持ちを、全国の舞台まで一緒に育てていきます。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」
沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F
クロスウェーブ(沖縄マイクラ部)への参加方法
無料体験会へのご参加やコースに関するご相談は、公式LINEアカウントへご登録いただくか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップ全国大会への挑戦・入賞を目指す仲間を募集しています。当校では、目先の楽しさだけで終わらせず、将来の選択肢を広げる本格的なプログラミング教育(Python、Scratch、MakeCode、JavaScript、Unity、Godot)をはじめ、実务に直結する動画編集講座(Premiere Pro、DaVinci Resolve、CapCut)や、HTML/CSSによるWeb制作講座まで、一貫した次世代デジタルスキルを指導しています。
マインクラフトカップ参加をご希望の方へ
大会への参加を希望される方は、チーム編成および人数把握のため、以下の専用フォームよりお申し込みをお願いいたします。※申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が別途発生いたします。
各教室の開講地域
沖縄県宜野湾市(宜野湾ラボ)
メイン拠点となる宜野湾ラボ(伊佐ビル2F)にて、各専門コースの対面レッスンを開講しています。国道58号線沿いでアクセスが良く、専用駐車場も完備しているため、那覇市や糸満市など遠方からの送迎もスムーズです。
沖縄県うるま市(うるま校)
コミュニティ中枢であるFMうるま特設会場にて、定期講座および地域連携のデジタルイベントを開催しています。
次世代クリエイターを育てる私たちの理念
私たちは、単にお子様にツール操作を教えるだけの習い事教室ではありません。30年のIT実務経験と官公庁品質の厳格な「情報設計」のノウハウをベースに、お子様が持つ「熱狂」を一生物の論理的思考力へと昇華させるための教育機関です。保護者の皆様も安心してお子様の学びを共有・見守っていただける、最も安全で信頼できるクリエイティブ環境を提供いたします。
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