
小学生で沖縄のプログラミングコンテストへ作品を出したあと、「中学生になったら何を続ければいいですか」と迷うご家庭があります。小学生向けの大会を見つけて、締切まで走り切った。そこまでは目標がはっきりしています。でも、提出が終わると急に次の道が広く見えるんですよね。
Scratch(スクラッチ)を続けるのか、文字でコードを書くのか、Roblox(ロブロックス)Studioへ進むのか。部活動と定期テストも始まるのに、創作まで続けられるのか。保護者の方が先に心配になるのも無理はありません。
自分は、次の教材を急いで決めなくてもいいと思っています。先にやってほしいのは、出した作品を一度振り返ることです。楽しかった部分、直しきれなかった部分、もう一度作るなら変えたい部分。この3つが分かれば、次に使う道具は選びやすくなります。
提出した作品を「終わったもの」にしない
コンテストへ出すと、提出日がゴールに見えます。確かに手続きとしてはひと区切りです。ただ、作品づくりでは、提出した版が最初の版になっても構いません。
遊んだ人が操作で迷ったなら、説明を直せます。途中で時間が足りなくなったなら、追加したかった機能を次の版へ入れられます。Scratchで作った作品を、MakeCode ArcadeやJavaScriptで作り直すこともできます。
同じ題材を別の道具で作るのは、手抜きではありません。むしろ、どこまでが作品のルールで、どこからがツールの機能だったのか分かります。たとえばScratchのブロックで作った得点処理をJavaScriptで書き直すと、「変数へ1を足す」という考え方は同じでも、命令の書き方が違うと気づけます。
提出した版が残っていれば、中学生になってからの変更を比べられます。操作説明を足した、難易度を変えた、同じルールを別の言語で書き直した。こうした違いを本人が説明できれば、単に新しい教材へ進むより、何を理解したのかが見えます。
コンテストの結果だけを次の目標にすると、応募できる大会がない時期に制作が止まりやすくなります。提出作品そのものを基準にして、「前の版よりどこを良くするか」を決めれば、大会の日程に関係なく続けられます。
中学生は「難しいもの」より「続けられる大きさ」を選ぶ
中学生になると、小学生のころより時間の使い方が複雑になります。授業、宿題、部活動、定期テストがあり、まとまった制作時間を毎週取れるとは限りません。
そこで大作を目標にすると、作業を再開するたびに「どこまでやったっけ」と確認するだけで時間が終わります。本人の意欲がないのではなく、作品が生活に対して大きすぎるんです。
最初は、1回30分でも進められる大きさへ落としてみてください。新しいゲームをゼロから作る代わりに、旧作の操作説明だけ直す。1ステージの難易度を調整する。作品紹介ページを1枚作る。これなら、テスト前は止めても戻りやすいです。
保護者の方も、「毎日やらないと忘れるよ」と追わなくて大丈夫です。次に開いたとき何をするか、本人が1行だけ残しておけば再開できます。「次はゴール画面を直す」くらいで十分です。
長く続けるには、制作時間の長さより、戻る場所がわかることのほうが大切です。ここは大人の仕事と同じですね。自分も、作業を中断するときに次の一手を残しておかないと、翌日は画面を眺めるところから始まります…。
Scratchを続けるか、次へ進むか
Scratchができるようになると、「もう卒業したほうがいいですか」と聞かれることがあります。でも、年齢だけで卒業を決める必要はありません。作りたいものをScratchでまだ表現できるなら、続けて大丈夫です。
見るべきなのは、ブロックを使っているかどうかではなく、本人が設計を考えているかです。誰かの手順をそのまま再現している段階なら、同じ道具でも自分のルールを作る余地があります。変数や条件分岐に加え、繰り返しやクローンも組み合わせる。遊んだ人の反応を見て直しているなら、十分に深い学びです。
一方で、作りたいものに対してScratchの画面が窮屈になってきたら、次を試す時期かもしれません。文字でコードを書いてみたい、ブラウザで公開したい、3D空間を作りたいという本人の希望が出てきたら、道具を広げます。
Scratch(スクラッチ)プログラミング教室の内容では、ブロックを置くことだけを目的にせず、作品として仕上げる流れを扱っています。次へ急ぐ前に、いまの道具で本人がどこまで考えられているかを見てください。
MakeCode Arcadeは、短いゲームを完成させやすい
MakeCode Arcadeは、画面の中で遊べるゲームを作りながら、ブロックとJavaScriptの両方に触れられます。Scratchでイベントや変数に慣れた子が、ゲームらしい操作や得点、敵の動きへ進みたいときに選びやすい道具です。
中学生に合うのは、作品の範囲を小さく保ちやすいところです。避ける、集める、時間内に答えるといったひとつのルールから始めれば、短い時間でも最後まで動く形へ持っていけます。
最初から複数のステージを作る必要はありません。開始、プレイ、終了が通る一画面を作り、友達や家族に遊んでもらう。その反応を見て、操作や難易度を直します。
コンテストで覚えた「人に見せる前提」が、そのまま使えます。教材を終えたかどうかではなく、誰かが遊べるところまで作ったかを区切りにしてください。
Roblox(ロブロックス)Studioは、遊んでいた世界の仕組みを作る
Robloxをよく遊ぶ子に、いきなり「もうやめなさい」と言うより、Roblox Studioを開いて作る側を見せる方法があります。普段見ている3D空間が、部品の配置、当たり判定、画面表示、Luaのプログラムで動いていることが分かります。
もちろん、遊ぶ時間がそのまま学習になるわけではありません。ゲームをプレイすることと、Studioでルールを設計してテストすることは分けて考える必要があります。作る側へ移るなら、まず小さなコースや、ひとつの仕掛けから始めます。
3D作品は、見た目を作るだけでも時間がかかります。そこで、ワールドを広げる前に「触れたらドアが開く」「ゴールしたら時間を表示する」など、ひとつの動きを完成させるのが現実的です。
クロスウェーブのRoblox(ロブロックス)コースでは、StudioとLuaを使い、ゲームの仕組みを自分で作る学習へつなげています。プレイ時間の延長ではなく、何を制作したかで振り返ってください。
PythonとJavaScriptは、作りたいものから選ぶ
テキストでコードを書く段階になると、「PythonとJavaScriptはどちらが先ですか」という話になりがちです。これも、名前の人気だけでは決められません。
Pythonは、文字を使ったクイズ、簡単な計算、データの整理、小さな自動化などから始めやすい言語です。コードを上から読み、エラーの行を見ながら直す経験ができます。画面の華やかさより、処理の仕組みに興味がある子に合いやすいでしょう。
JavaScriptは、ブラウザで動く作品を作りたい子に向いています。HTMLやCSSと組み合わせれば、クイズ、ミニゲーム、地域紹介ページなどをURLで見せられます。友達や先生に触ってもらう場所を作りやすいのが強みです。
どちらを選んでも、文法を全部覚えてから作品を作る必要はありません。「台風の備えを選ぶクイズを作る」「部活の練習時間を記録する」と、先に目的を決めます。必要な命令を調べながら、動く最小版を作るほうが続きます。
AI・データサイエンスコースでは、Pythonや生成AIを含む学習を扱っています。本人が何を動かしたいかを話してから、道具を選んでください。
沖縄の題材は、探究と作品をつなぎやすい
中学生になると、学校でも地域や社会について調べる機会が増えます。そこで調べた内容を、発表スライドだけで終わらせず、動く作品へ変えることができます。
たとえば台風への備えを、選択によって結果が変わるクイズにする。海の環境について調べた内容を、Web上の図と操作で見せる。地域の移動を題材に、条件でルートが変わる簡単なシミュレーションを作る。こうした作品なら、調べた根拠とプログラムの両方を説明できます。
ただし、沖縄らしい単語を並べただけでは、本人の作品にはなりません。なぜその題材を選んだのか、誰に見てほしいのかを一度話してください。観光客向けと、同じ学校の生徒向けでは、必要な説明も操作も変わります。
クロスウェーブは、マイクラカップで地域を題材にしたワールド制作や発表にも取り組んできました。第7回では、指導した沖縄代表チームが沖縄地区最優秀賞を受賞し、その後、全国大会でTBS賞を受賞しています。結果を保証するものではありません。ただ、地域を調べて作品へ落とし込み、人前で説明するところまで続く学びは、実際の活動にあります。
沖縄マイクラ部の活動内容やマインクラフトのワールド制作を見ると、プログラム単体ではなく、調査と制作と発表をどうつないでいるか確認できます。
沖縄のプログラミングコンテストは小学生対象。中学生は次の形へ
沖縄のプログラミングコンテストを探すと、宜野湾プログラミングコンテストの案内に行き着くことがあります。正式な大会名は宜野湾プログラミングコンテストです。宜野湾プログラミングコンテスト2026へ応募できるのは、宜野湾市在住の小学生、または宜野湾市内のスクールに通う小学生です。中学生は応募できません。
まだ小学生で条件を満たす方は、応募期間が2026年7月1日〜9月30日、締切が9月30日(水)23:59であることを確認してください。参加の応募と作品提出の両方が必要です。詳しい条件は、宜野湾地区大会の公式ページを正として進めてください。
中学生になったら、学校の探究や別のコンテストへ、見せる場所を変えます。教室内の発表やWeb公開という方法もあります。応募先を探す前に、自分のペースで一作を作り直す時間を置いても構いません。
大切なのは、大会名がなくても制作を止めないことです。毎月大作を出す必要もありません。半年かけて旧作を直し、変更点を説明できるようにする。それも立派な積み上げです。
保護者は、次の教材より「次に作りたいもの」を聞く
保護者の方は進路を考えるほど、「早くPythonへ、早くAIへ」と先を急ぎたくなるかもしれません。でも本人が作りたいものと離れると、教材だけが進んで作品が残らないことがあります。
提出後は、まず「何がいちばん楽しかった?」「次に直したいのはどこ?」と聞いてみてください。3Dの見た目を作るのが楽しかったならRoblox Studio、ゲームのルールを作るのが好きならMakeCode Arcadeが候補になります。URLで見せたいならJavaScriptが合います。データを扱いたいならPythonというように、本人の答えから選べます。
受験に必ず有利になる言語はありません。作品があれば必ず評価されるとも言えません。ただ、自分で選んで途中で直し、人に説明した一作は、次の学習を決める具体的な材料になります。
見学や体験で相談したい方は、沖縄のプログラミングスクール・クロスウェーブのコース一覧を見たうえで、本人が作りたいものをひとつ教えてください。まだ決まっていなくても大丈夫です。沖縄のプログラミング教室では、コンテスト後の続きも相談できます。
来校前に場所や駐車場を確認する場合は、クロスウェーブへのアクセスをご覧ください。
この記事を書いたのは、沖縄マイクラ部・クロスウェーブ代表の鈴木孝昌です。活動歴と経歴は、すずきたかまさ(鈴木孝昌)プロフィールにまとめています。
今すぐ、LINEから無料体験を予約できます。「見学だけでもいいですか?」という問い合わせも大歓迎です。まずは一度、教室の雰囲気を体験しに来てください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」 代表:鈴木 孝昌 (Google/Meta本社招待・政府PM・日本ソフトウェア大賞・マイクラカップ沖縄地区最優秀賞・TBS賞) 運営母体:株式会社WEVA(沖縄AI勉強会 WEVA)|沖縄ホームページ制作工房WEBCRAFTS 沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F (c) 2012-2026 WEVA. All Rights Reserved.
クロスウェーブ(沖縄マイクラ部)への参加方法
無料体験会へのご参加やコースに関するご相談は、公式LINEアカウントへご登録いただくか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップ全国大会への挑戦・入賞を目指す仲間を募集しています。当校では、目先の楽しさだけで終わらせず、将来の選択肢を広げる本格的なプログラミング教育(Python、Scratch、MakeCode、JavaScript、Unity、Godot)をはじめ、実务に直結する動画編集講座(Premiere Pro、DaVinci Resolve、CapCut)や、HTML/CSSによるWeb制作講座まで、一貫した次世代デジタルスキルを指導しています。
マインクラフトカップ参加をご希望の方へ
大会への参加を希望される方は、チーム編成および人数把握のため、以下の専用フォームよりお申し込みをお願いいたします。※申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が別途発生いたします。
各教室の開講地域
沖縄県宜野湾市(宜野湾ラボ)
メイン拠点となる宜野湾ラボ(伊佐ビル2F)にて、各専門コースの対面レッスンを開講しています。国道58号線沿いでアクセスが良く、専用駐車場も完備しているため、那覇市や糸満市など遠方からの送迎もスムーズです。
沖縄県うるま市(うるま校)
コミュニティ中枢であるFMうるま特設会場にて、定期講座および地域連携のデジタルイベントを開催しています。
次世代クリエイターを育てる私たちの理念
私たちは、単にお子様にツール操作を教えるだけの習い事教室ではありません。30年のIT実務経験と官公庁品質の厳格な「情報設計」のノウハウをベースに、お子様が持つ「熱狂」を一生物の論理的思考力へと昇華させるための教育機関です。保護者の皆様も安心してお子様の学びを共有・見守っていただける、最も安全で信頼できるクリエイティブ環境を提供いたします。
イベント情報とお問い合わせ
個別のご質問やご相談は、LINEオフィシャルアカウントまたはメールからいつでもお気軽にどうぞ。スクールが主催する最新のワークショップやイベント情報は「開催イベント一覧(connpass)」からご確認いただけます。