
「ゲームを作る仕事に就きたい」という夢を、沖縄で実現できる時代になった
「ゲームクリエイターになりたい。でも沖縄からは無理かな……」
こんなことを思ったことがある中学生・高校生に、はっきり言います。それは昔の話です。
かつては、ゲームクリエイターを本気で目指すには東京や大阪の大手ゲーム会社に就職するしかなく、沖縄から夢を叶えることは非常に難しい時代がありました。でも今は違います。
インディーゲーム(※個人や小規模チームが自主制作・自主販売するゲームのこと)の市場が世界規模で拡大し、Steam・itch.io(イッチアイオー)・App Storeといったプラットフォームを通じて沖縄在住のままゲームを世界中に届けられる時代になりました。リモートワークが当たり前になったことで、東京の大手ゲーム会社がオンラインで沖縄在住のエンジニアを採用するケースも増えています。
私自身、沖縄に住みながら官公庁・金融機関のシステム開発案件を30年以上担当し続けてきました。「地方にいるから限界がある」という考えが過去のものになりつつあることを、仕事の現場から肌で感じています。
ゲームクリエイターになりたいなら、今すぐ沖縄で動き出すことができます。この記事では、沖縄在住の中学生・高校生が今日から始めるべき5つのことを、現役エンジニアの視点から具体的にお伝えします。
ゲームクリエイターには、どんな職種があるか
「ゲームクリエイターになりたい」という夢を実現するためにまず知っておいてほしいことがあります。それは、ゲームクリエイターという言葉が「一つの仕事」ではなく、複数の職種に分かれているということです。
ゲームプログラマは、ゲームの動作・システム・物理演算(※ゲーム内の重力・衝突・動きをリアルに再現する仕組み)をコードで実装します。使うプログラミング言語はC#(シーシャープ)・C++・Python(パイソン)などで、論理的な思考力が中心の仕事です。
ゲームデザイナーは、ゲームのルール・仕組み・難易度のバランスを設計する「面白さの設計者」です。コードよりも「なぜ面白いのか」「なぜ続けたくなるのか」を考えることが中心の仕事です。
グラフィックデザイナー・3Dモデラーは、キャラクター・背景・UIの見た目を作る仕事です。Blender・Maya・Photoshopといったツールを使い、ゲームの「見た目」のすべてを担当します。
サウンドクリエイターは、BGM・効果音・ボイスを制作する仕事です。音楽制作ソフトとゲームへの深い理解の両方が求められます。
ゲームディレクター・プロデューサーは、チーム全体を取りまとめてゲームを完成させる仕事です。プロジェクト管理・スケジュール調整・チームコミュニケーションの能力が求められます。
どの職種を目指すかによって、今から学ぶべきことは変わります。この記事では特に「ゲームプログラマ」と「インディーゲームを自分で作って世界に届けたいゲームクリエイター」に絞って話を進めます。
今すぐ始めるべき5つのこと
1つ目:まず1本、作り切る
ゲームクリエイターになりたいなら、最初にやるべきことは「1本のゲームを完成させること」です。完璧なゲームである必要はまったくありません。
30年以上この業界にいる私が断言できることがあります。「完璧を目指して途中で止まった経験」は何も生みません。「粗削りでも最後まで作り切った経験」は、次の作品の土台になります。
はじめての1本として、Scratch(スクラッチ)・PICO-8(ピコエイト、※シンプルな2Dゲームを作るための小さなゲーム開発環境)・RPGツクールのどれかをおすすめします。どれもプログラミングの基礎を覚えながら、比較的短時間でゲームを完成させることができるツールです。
「完成させた」という体験が積み重なると、次のゲームを作るときの「あの壁を超えたから今回も大丈夫」という自信になります。ゲームクリエイターとしてのキャリアは、この小さな「完成」の積み重ねから始まります。
沖縄でゲームクリエイターを目指す中学生・高校生にとくに伝えたいのは、「完成した1本」は必ずあなたのポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)の基盤になるということです。どんなに小さなゲームでも、「自分で作り切った」という事実は揺るぎません。
2つ目:Unity(ユニティ)かGodot(ゴドー)を始める
最初の1本を作り切ったら、本格的なゲームエンジン(※ゲームを作るための総合ツールセットのこと)を使った開発に進みましょう。ゲームクリエイター志望の中高生には、Unity(ユニティ)とGodot(ゴドー)のどちらかから始めることをおすすめしています。
Unity(ユニティ)は世界シェアNo.1のゲームエンジンです。スマートフォンゲーム・PCゲーム・VRゲーム(※仮想現実を使ったゲーム)・コンソールゲームのすべてに対応していて、大量の学習教材・日本語解説動画・コミュニティが存在します。使うプログラミング言語はC#(シーシャープ)で、就職・本格的なキャリアを意識する段階でもっとも現実的な選択肢です。
Godot(ゴドー)は完全無料・オープンソース(※ソフトウェアのソースコードが公開されており誰でも使用・改変できること)のゲームエンジンです。2024年以降、世界的に急速に普及しており、GDScriptというPython(パイソン)に似た言語が使えるため初心者にも入りやすい設計になっています。「とにかく無料で本格的なゲーム開発を始めたい」という中学生・高校生にはGodot(ゴドー)から始めることをすすめています。
判断の目安として、「まず楽しく作ってみたい・費用をかけたくない」という段階ならGodot(ゴドー)から、「就職を意識して業界標準を学びたい」という段階ならUnity(ユニティ)から入るのが現実的です。
沖縄の子供たちを長年指導してきた立場から言えるのは、「どちらを選ぶかよりも、まず動き出すことが重要」という点です。どちらのエンジンを使っても、ゲームクリエイターに必要な考え方は共通して身につきます。
3つ目:ポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)を作り始める
ゲームクリエイターの世界では、学歴よりも実績が問われます。「私はこのゲームを作りました」という証拠が、ポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)です。
高校生のうちから作れるポートフォリオの要素を具体的に挙げます。
GitHub(ギットハブ、※プログラムのコードをインターネット上で公開・管理できるサービス)に作品のコードを公開することは、技術力の透明な証明になります。ゲームクリエイターを採用する企業が最初に見るのがGitHub(ギットハブ)のプロフィールである場合も多くあります。
itch.io(イッチアイオー、※インディーゲームを無料で公開できるプラットフォーム)に完成したゲームを公開することで、世界中の人にプレイしてもらえます。沖縄で作ったゲームが世界中でプレイされる体験は、ゲームクリエイターとしての自信を大きく育てます。
YouTubeにゲームのデモ動画を投稿することも、ポートフォリオの重要な要素です。動く映像で作品の魅力を伝えると、採用担当者に短時間で実力が伝わります。
マイクラカップ・プログラミングコンテストの受賞実績も、ゲームクリエイターとしての評価につながる実績です。クロスウェーブが拠点を置く沖縄では、これらのコンテストへの参加機会が整っています。
「まだ高校生だからポートフォリオは早い」と思う必要はありません。むしろ高校生のうちからポートフォリオを作り始めている沖縄の高校生は、大学入試・就職活動で圧倒的なアドバンテージを持てます。
4つ目:競技プログラミングで論理思考力を鍛える
ゲームクリエイター、特にゲームプログラマとして求められる能力の核心は「問題を分解して解く力」です。この力を鍛える最高の方法のひとつが、競技プログラミングです。
AtCoder(アットコーダー、※プログラミングの問題をオンラインで解いてランキングを競うサービス)は、日本でもっとも普及している競技プログラミングのプラットフォームです。沖縄在住でもインターネット環境さえあれば参加できます。
「ゲームを作ることとプログラミングコンテストは関係ない」と思う人もいるかもしれません。でも実際はまったく逆です。ゲームのAI(※人工知能のこと)・当たり判定(※キャラクターや物体が接触したことを検知する仕組み)・経路探索(※ゲームのキャラクターが目的地まで最短ルートを見つける仕組み)は、すべて競技プログラミングで鍛える論理的思考力の応用です。
AtCoder(アットコーダー)でレーティング(※競技の成績による評価ランク)を上げることは、ゲームクリエイターとしての技術力を客観的に証明する指標にもなります。沖縄の中学生・高校生にも、ぜひ積極的に活用してほしいツールです。
5つ目:英語の技術記事を読めるようにする
ゲーム開発の最新情報・公式ドキュメント・チュートリアルの多くは英語で書かれています。Unity(ユニティ)の公式ドキュメント・Godot(ゴドー)の解説・海外の開発者コミュニティ——これらをスムーズに読めると、学習速度が大きく変わります。
完璧な英語力は不要です。「技術的な英語を辞書を使いながら読める程度」で十分です。特に「read(読む)」「write(書く)」「update(更新する)」「error(エラー)」「function(関数)」といったプログラミング頻出単語は、繰り返し使ううちに自然に覚えられます。
むしろ「ゲームを作りたいから英語が読めるようになりたい」という逆転の発想をおすすめします。ゲームクリエイターを目指すという明確な目的があると、英語の学習が「なんのために勉強しているのか」という疑問なく続けられます。沖縄の中学生・高校生が英語を学ぶ最高の動機として、ゲーム開発を活用してほしいと思っています。
沖縄在住のまま、ゲームクリエイターになれる3つの理由
理由1:インディーゲームはどこからでも作れる
Steam・itch.io(イッチアイオー)・Google Play・App Storeへのゲーム配信は、沖縄在住でも完全に可能です。自分のPCでゲームを開発して、インターネット経由でプラットフォームに登録するだけで、沖縄で作ったゲームが世界中でプレイされます。
実際に、世界的に成功したインディーゲームのほとんどは大都市ではなく地方や小さな環境で作られています。「どこで作るか」よりも「何を作るか」が評価される世界で、沖縄在住であることはまったく不利ではありません。沖縄のゲームクリエイター志望者にとって、今は最高の時代です。
理由2:リモートワークで大手ゲーム会社の案件を取れる
東京・大阪の大手ゲーム会社が、リモートワーク可能なエンジニア・クリエイターを採用するケースは年々増えています。技術力とポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)があれば、沖縄在住のゲームクリエイターが東京の会社で働くことは十分に現実的です。
私自身、沖縄に住みながら官公庁・金融機関の案件を長年担当してきました。場所に縛られないリモートワークの広がりは、沖縄在住のゲームクリエイター志望者にとってこれ以上ない追い風です。
理由3:「沖縄×ゲーム」という独自のポジションが武器になる
沖縄の文化・自然・歴史をテーマにしたゲームは、他の都道府県では作れない独自の差別化要素を持ちます。琉球王国の世界観・沖縄の海・方言やシーサーといった沖縄らしい要素は、全国・世界のゲームユーザーにとって「珍しくて魅力的なテーマ」として響きます。
第7回マイクラカップ全国大会でTBS賞を受賞したとき、審査員の方々が「沖縄ならではの視点が生きていた」と評価してくださいました。沖縄に生まれ育った子供や中高生が「沖縄をテーマにしたゲームを作る」ことは、ゲームクリエイターとしてのもっとも強い個性になります。
沖縄にいることを理由に夢を諦める必要はまったくありません。沖縄にいるからこそ作れるゲームがある——それが私の確信です。
クロスウェーブで積める「ゲームクリエイター」実績
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、ゲームクリエイターを目指す中学生・高校生のために、実践的な指導を行っています。
Unity(ユニティ)・Godot(ゴドー)・Roblox(ロブロックス)Studio(※Roblox(ロブロックス)というゲームプラットフォーム上でゲームを制作できる開発ツール)・PICO-8(ピコエイト)を使ったゲーム開発の指導は、初歩の「動かす楽しさ」から「完成させて公開する」ステップまで一貫してサポートします。
マイクラカップへの出場サポートも行っています。TBS賞受賞という実績を持つ私が、テーマ設定・ワールドデザイン・プレゼンテーションまで実践的に指導します。マイクラカップへの出場経験は、ゲームクリエイターとしてのポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)に確実に加えられる実績です。
プログラミング能力検定(※プログラミングの知識・技術を認定する資格試験)は、クロスウェーブで毎月受験できます。この資格は高校・大学の総合型選抜(AO入試)の自己推薦書にも書ける実績になります。
学べる場所は宜野湾(メイン教室)・北谷スポーツセンター(2026年5月9日開講)・うるまの3拠点です。沖縄本島中部のどのエリアからでも通いやすい立地で、ゲームクリエイターを目指す沖縄の中高生をサポートしています。
まずは公式LINEから、気軽にご相談ください。
まとめ:「好き」を「仕事」に変えるために、今日から動き出す
ゲームが好きで「作る側になりたい」と思ったなら、その気持ちは本物のゲームクリエイターへの才能の芽生えです。沖縄在住だから難しいとか、まだ中学生・高校生だから早いとか、そんな言い訳は必要ありません。
ゲームクリエイターになるための最初の一歩は、今日から1行ずつコードを書き始めることです。小さくても1本のゲームを作り切ること。Unity(ユニティ)かGodot(ゴドー)を開いてみること。GitHub(ギットハブ)にアカウントを作ること。そのどれかを、今日のうちに始めてください。
沖縄から世界に届くゲームを、一緒に作りましょう。
よくある質問
Q:文系でもゲームクリエイターになれますか?
A:なれます。ゲームデザイナー・サウンドクリエイター・ゲームディレクターといった職種は、コードを書くことよりも「面白さを設計する力」「チームをまとめる力」「ストーリーを作る力」が重要です。文系の感性はゲームの「面白さ」を生む大きな武器になります。プログラマを目指す場合でも、論理的思考力は国語や数学の学習の延長で鍛えることができます。沖縄の文系の中高生にも、ゲームクリエイターへの道は十分に開かれています。
Q:大学はゲーム系の学部に行かないといけませんか?
A:必須ではありません。ゲーム会社の採用担当者が最初に見るのは学歴よりもポートフォリオ(自分の作品・実績をまとめた資料)です。高校在学中から作品を公開してGitHub(ギットハブ)のプロフィールを充実させた高校生が有名ゲーム会社に就職するケースは実際に存在します。専門学校・情報系大学に進学することで学べる体系的な知識はありますが、独学と自主制作の組み合わせでゲームクリエイターになった人は世界中にいます。
Q:沖縄にいながら就職できますか?
A:できます。リモートワークが普及した現在、東京の大手ゲーム会社が沖縄在住のエンジニアを採用するケースは増えています。インディーゲームクリエイターとして自分でゲームを作って販売する道も、沖縄にいながら完全に実現できます。私自身、沖縄在住のまま官公庁・金融機関の案件を30年以上担当してきた実績から、「場所は関係ない」と確信を持って言えます。
Q:何歳から始めるべきですか?
A:早ければ早いほどよいです。小学生でScratch(スクラッチ)から始めた子供が、中学生でGodot(ゴドー)を使い、高校生でUnity(ユニティ)を使って本格的なゲームを完成させる——というステップアップが沖縄のクロスウェーブでも実際に起きています。中学生・高校生から始めても十分に間に合います。「始めるのが遅すぎる」ということはありません。
Q:プログラミング未経験でも大丈夫ですか?
A:まったく問題ありません。クロスウェーブでは、プログラミングを一度も書いたことがない中学生・高校生が、Scratch(スクラッチ)から始めてゲーム開発の楽しさを体験しながら、ステップを追って本格的なゲームエンジンへ移行するサポートをしています。「プログラミングは難しそう」というイメージは、最初の1本を完成させた瞬間に消えます。まずは無料体験授業で、沖縄からゲームクリエイターへの第一歩を踏み出してください。
沖縄でゲームクリエイターを目指す中学生・高校生の皆さんを、クロスウェーブはいつでも全力でサポートします。公式LINEからお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」
沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F
マイクラ部への参加方法
マイクラ部への参加を希望される方はLINEアカウントへ登録を頂くか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までご連絡をお願いします。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップへの参加を目指す仲間を募集しています。子供たちへのプログラミング教育として「Python」「Scratch」「MakeCode」「JavaScript」「Unity」「Godot」などを指導しています。動画編集講座(Premiere Pro・DaVinci Resolve・CapCut)やHTML/CSSでのWeb制作講座も開催中です。
マイクラカップ参加希望の方へ
マイクラカップへの参加を希望される方は、人数把握のため以下のフォームからも申請をお願いします。申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が発生いたします。
開催地域
沖縄県宜野湾市
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」にて開催しています。
沖縄県うるま市
FMうるまにて開催しています。
FMうるま
沖縄マイクラ部について
沖縄マイクラ部は教室ではなく、親子の勉強会というスタイルで運営しています。保護者の方も一緒に参加していただけますので、お気軽にご参加ください。
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