
「プログラミング大会で賞を取れば、特色選抜に通るんですよね?」
宜野湾の面談で、この言葉が出る季節があります。うるまや北谷から通うご家庭でも、中3の秋になると温度が上がる。自分は、そこで一度、息を止めます。賞は材料になり得ます。でも合格チケットではない——ここを先に共有したいです。
沖縄県の県立高校入試で、学校の特色に応じた選抜の公式名称は「特色選抜」です。保護者の方がネットで「自己推薦」「推薦入試」と調べることも多いです。呼び方の揺れは自然です。ただ、出願や書類の現場では、沖縄県教育委員会が示す「特色選抜」に揃えるのが安全です。
今日は、令和9年度(2027年度)入学者選抜の公表情報を踏まえつつ、プログラミング経験をどう「学習の証拠」として整理するかを書きます。学校によって条件が違うこと、断定できないことを、先に置きます。
賞は材料になる。合格チケットにはならない
活かせる可能性はあります。ただし、賞の枚数そのものより、次が説明できるかどうかです。
- 何を考えたか
- 何を作ったか
- なぜ作ったか
- どんな課題を解決しようとしたか
- 失敗から何を学んだか
- 他者とどう協働したか
- 自分の言葉で説明できるか
マインクラフト(マイクラ)、Roblox(ロブロックス)、Scratch、Python、AI、ゲーム制作、コンテスト——道具は何でもよい。残るのは、動く作品と、直した履歴と、なぜそう判断したかの一文です。合格の保証はしません。材料の話です。
中学生の学びの続きは 中学生にプログラミング教室は必要か 。コンテスト全般と受験の距離は コンテストは受験に役立つ? 。教室の棚は プログラミングスクール詳細 。
令和9年度の県立高校入試——公式の枠だけ押さえる
一次情報の入口は、沖縄県公式の 県立高等学校入試関連情報(令和8年度実施・令和9年度入学者選抜) です。ページ見出しのとおり、令和8年度に実施する、令和9年度入学者向けの選抜です。要項や様式は更新されることがあるので、出願前に必ず当該ページと各校の募集要項を確認してください。
公表されている日程の目安は、次のとおりです(2026年9月時点の県ページ)。
- 特色選抜……出願は令和9年2月1日・2日。検査日は各学校の募集要項を参照。合格発表は3月17日
- 一般選抜……出願は2月1日・2日。学力検査・面接等は3月3日・4日。合格発表は3月17日
- 第2次募集……3月下旬(詳細は県ページ・要項)
特色選抜の検査内容(面接、学校独自検査、実技など)や配点の細部は、学校ごとに違います。県の実施要項では、選抜の方法として学力検査の成績、面接の結果、学校独自検査、実技検査などを基礎にできる、と整理されています。学力検査の扱い方にもルールがあり、一般選抜の学力検査と接続する設計です。ここを「プログラミングだけ見てもらえる枠」と誤解しないでください。
調査書も提出書類に含まれます。Web出願システムへの登録、特色選抜用の志願書・写真票などの様式は、県が特色選抜関連様式としてまとめています。細かい提出の流れは中学校の先生方が窓口になることが多いです。保護者が一人で全部決め切る必要はありません。でも、「うちの子の学校の募集要項、開いた?」は、家庭で一度やっておく価値があります。
特別枠についても、県は学校・学科ごとの一覧を公表しています(特色選抜の募集人員の割合と特別枠の有無、一般選抜における調査書と学力検査等の比重など)。特別枠がある学校・ない学校がある。Web出願でチェックが必要な場合と不要な場合がある。配点や対象は各校の募集要項が正です。一覧だけで判断せず、志望校のPDFを開く——ここが最短ルートです。
「自己推薦」で検索した方へ
他の都道府県や私立の文脈では、「自己推薦」「推薦入試」という言葉が先に出ることがあります。沖縄県立の枠組みでは、公式に使うべき名称は「特色選抜」です。検索窓では古い記事や口コミが混ざるので、用語が揺れて見えます。
家庭の会話では「推薦みたいな枠」と言っても通じることがあります。一方、願書や学校説明会では「特色選抜」に揃える。この二段構えで十分です。名称の正しさが、合格を決めるわけではありません。でも、書類の欄を間違えるリスクは減ります。
要項を、家庭で開く夜
中3の秋、検索は「自己推薦」に寄ります。沖縄県立の書類では「特色選抜」です。家庭の会話で「推薦みたいな枠」と言っても通じます。願書の欄は、特色選抜に揃えてください。名称が合格を決めるわけではありません。欄の取り違えは減ります。
開く順は短いです。県の入試関連ページで、出願の日付を確認する。志望校の募集要項で、求める生徒像と、検査の種類(面接、独自検査、実技)を見る。特別枠の有無は、一覧だけで決めず、その学校のPDFを開く。プログラミングの欄が無ければ、探究や協働に接続できるかを一文にする。接続できなければ、賞を無理に足さない。
令和9年度(2027年度)入学者の特色選抜は、2026年9月時点の県ページでは、出願が令和9年2月1日・2日、合格発表が3月17日、検査日は各校の要項、と出ていました。更新されるので、出願前の公式が正です。学力検査は、作品の代わりにはなりません。特色で不合格でも、一般選抜へ進む設計があります。
学校によって条件が違う——ここが本体
特色選抜は、学校が示す「求める生徒像」と「選抜において重視する観点」を理解し、出願条件を満たすことが前提になります。スポーツ、芸術、探究、情報、国際——学校の顔が違えば、見る点も違います。
だから、「プログラミングができる=どの高校の特色選抜でも強い」とは言えません。情報や探究を前面に出す学科・コースでは、作品と説明が通じやすいことがあります。体育や芸術が中心の枠では、別の実績が主戦場になることもあります。志望校の募集要項に、プログラミングやコンテストがどう位置づけられているかを読む。ない場合は、無理にねじ込まず、探究・協働・継続の話として接続できるかを考える。
那覇西高校のように、募集要項の掲載時期が「10月中」などと案内されている学校もあります。県の実施要項が出たあとでも、学校別の細部は後から揃うことがあります。焦って噂だけで決めない方がいいです。
七行メモを、志望校の言葉に接続する
メモの七行(テーマ、作ったもの、道具、役割、困った点、他者、次の一文)が揃っても、志望校の「求める生徒像」と無関係なら、厚い材料になりにくいです。接続は、賞を足すことではありません。
情報や探究を前面にする学科なら、直した履歴と説明が、生徒像の「調べて伝える」に沿いやすいことがあります。体育や芸術が中心の枠なら、プログラミングは主戦場ではないことがあります。そのときは、無理に賞を先頭に置かず、協働や継続の一文だけ残すか、出さないかを家庭と中学校で判断します。通る、とは書きません。ねじ込まない、です。
那覇西高校のように、募集要項の掲載が「10月中」などと案内される学校もあります。県の実施要項のあとに、学校別の細部が揃うことがあります。噂の加点表で、秋のうちに作文を完成させない方がいいです。要項が開いてから、七行のどれを残すかを決める。それまでの仕事は、作品と直しの記録を消さないことです。
クロスウェーブができるのは、完成と説明の練習です。願書の代筆と、合格の判定はしません。中学校の先生と、要項と、本人の言葉が最終です。
賞の数より、経験の質
クロスウェーブで子どもたちがマイクラカップやプログラミングコンテストに挑むとき、自分が見ているのは賞状の枚数ではありません。締切の週に、壊れたワールドを直すか。役割を組み直せるか。説明文が本人の言葉か。提出できた瞬間の息の吐き方か。
第7回マイクラカップでは、沖縄地区最優秀賞のあと、全国大会(東京大学会場)で TBS賞 を受けたチームの指導にも関わりました。一次の記録は 第7回マイクラカップ全国大会の記録 。賞は事実です。でも、再現を約束しません。残っているのは、調べて、直して、人前で話した過程です。第8回でも、提出前にワールドが壊れたり、担当の遅れに気づいたりする週がありました。それでも「誰が悪い?」で止まらず出した——その空気は、面接で語れる材料になりやすいです。提出の現場は マイクラカップ4チーム提出 。
「賞を取るためだけ」に走る子は、取れなかった週に折れることがあります。賞はゴールの一つでよい。でも教室の本体は、完成と説明です。ここは、保護者の方と何度も確認してきた線です。
作品を「学習の証拠」にする整理
書類や面接で使えるように、次の7行だけメモに残すと整理しやすいです(書いてよい/書いてはいけないは学校の要項に従う)。
- テーマ(何の困りごと/何が好きか)
- 作ったもの(ゲーム、ワールド、サイト、動画など)
- 使った道具(Scratch/MakeCode/Roblox Studio/Python/生成AI など)
- 自分の役割(一人なら企画〜実装、チームなら担当)
- いちばん困ったことと、直したこと
- 他者との関わり(友だち、保護者、先生、発表の聴衆)
- 次にやりたいこと(一文)
これがあれば、賞がなくても話が始まります。賞があるなら、そのあとに「だから何が分かったか」を足す。賞名から入ると、面接官の次の問いが「で、あなたは何をしたの?」になりやすいです。
道具別の置き方の例です。
- Scratch……最初の完成と、ルール変更の履歴
- マインクラフト/MakeCode……まちの意図、仕掛け、発表
- Roblox……遊ぶ側から作る側へ移った理由と、公開・安全への配慮(Robloxコース)
- Python/Web……自動化や見せ方の選択理由
- AI……答えを鵜呑みにせず、候補を疑った記録(AIコース)
- ゲーム制作全体……短い完成の積み重ね(ゲーム制作ロードマップ)
地域課題を調べて作品にする流れは、探究活動そのものに近いです。デジタル探究 。宜野湾プログラミングコンテストなど、小学生対象の大会は年齢制限があるので、中学生は別の提出先や学校の探究に接続してください。
保護者がやりがちな失敗(現場の観察)
保護者の方「作文、私がきれいに直しました」。自分「……本人が面接で同じ言葉、言えますか?」。ここ、笑えないっす。きれいな文より、本人が再現できる文です。
もう一つは、賞の羅列だけを志望理由にすること。学校が求める生徒像と無関係な賞は、厚みになりにくいことがあります。逆に、小さな作品でも、学校の特色(探究、情報、地域、協働)とつながる説明があると、話が通ることがあります。通る、と言い切るのは危険です。通じやすい、です。
生活が壊れるほどの習い事の積み増しも避けたいです。睡眠と部活と家族の時間のあとに、短い完成があるかどうか。中学生の週は細いです。
一般選抜との関係も、冷静に
特色選抜で不合格になっても、一般選抜に進む設計が要項にあります。だから「特色に落ちたら終わり」ではない。一方で、特色に出すからといって、日々の学習を空にするのも危険です。学力検査は、一般選抜の日程で実施される枠組みと接続しています。プログラミングの作品は、学力検査の点数の代わりにはなりません。
比重の一覧は学校ごとに違います。調査書と学力検査等のバランスも、一覧と要項で確認してください。数字の暗記より、「うちの志望校はどこを見ているか」が先です。
FAQ
特色選抜と自己推薦は同じですか?
沖縄県立高校の公式名称は特色選抜です。自己推薦は保護者の検索語としてよく出ますが、書類では特色選抜に揃えてください。
プログラミング大会の受賞は加点されますか?
学校・学科・募集要項によります。受賞自体が自動加点される、と県全体で決まっているわけではありません。必ず志望校の要項を読んでください。
作品は紙の賞状だけで足りますか?
足りないことが多いです。動く作品、説明文、直した履歴、役割分担のメモがあると、説明が具体になります。
中学生はいつから準備すればよいですか?
出願直前の作文より、普段の提出と発表の方が材料になります。中1〜中2は短い完成を残す。中3は志望校の求める生徒像と接続する。焦りの量産は不要です。
私立や県外の高校も同じですか?
違います。この記事の一次情報は沖縄県立の枠組みです。私立・県外は各校の要項が正です。
面接の練習で、本人が詰まる文
保護者の方が夜に整えた志望理由は、文字としてはきれいです。翌日、本人に同じ段落を声に出してもらうと、途中で止まります。宜野湾の面談で、これを何度も見ます。止まっているのは、頭が悪いからではありません。その文を、本人が体験していないからです。
練習は、賞の名前から始めません。「締切の前日、何が空いていた?」「誰が、どの範囲を直した?」「自分は何を決めた?」。三つの問いに、短い文で答えられれば、書類の下書きはあとから足せます。三つの問いに答えられない賞状は、厚い材料になりにくいです。
第8回の提出週では、低学年の操作で共同ワールドの一部が壊れ、別のメンバーは締切の日付を読み違えていました。残った作業を洗い出して、役割を組み直して出しました。この話を本人が言えるなら、賞の有無より先に材料になります。美談に整える必要はありません。誰が悪いか、で家の食卓を埋めないことの方が大事です。記録は 4チーム提出 。作品の残し方のフォルダは 自己PRに残る作品 に分けてあります。今日は、特色選抜の枠と、賞をチケットにしない話です。
学校の募集要項にプログラミングの欄がない場合、無理に賞をねじ込みません。探究、協働、継続のどれに、その壊れと直しが接続するかを一文にする。接続できないなら、出さない勇気も要ります。特色選抜で落ちても、一般選抜に進む設計が要項にあります。作品は、学力検査の点数の代わりにはなりません。
教室でできること/できないこと
クロスウェーブができるのは、作品を企画して完成させ、説明の練習をすることです。合格判定はできません。願書の代筆もしません。中学校の先生方・保護者・本人が、要項に沿って最終判断する。その前提で、よかったら見学だけでも構いません。
行き方は 教室へのアクセス 。代表の経歴は すずきたかまさプロフィール 。教室トップは 沖縄のマインクラフト・プログラミング教室 クロスウェーブ 。マイクラ全体の地図は マインクラフト総合ガイド 。
面接の練習で息が続くのは、賞の名前より「壊れた週に何をしたか」を自分の言葉で言える子です。合格は約束しません。志望校の募集要項を、家庭で一度開いてください。
今すぐ、LINEから無料体験を予約できます。「見学だけでもいいですか?」という問い合わせも大歓迎です。特色選抜や作品の相談も、同じLINEで用件を添えてください。まずは一度、教室の雰囲気を体験しに来てください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」 代表:鈴木 孝昌 (Google/Meta本社招待・政府PM・日本ソフトウェア大賞・マイクラカップ沖縄地区最優秀賞・TBS賞) 運営母体:株式会社WEVA(沖縄AI勉強会 WEVA)|沖縄ホームページ制作工房WEBCRAFTS 沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F (c) 2012-2026 WEVA. All Rights Reserved.
クロスウェーブ(沖縄マイクラ部)への参加方法
無料体験会へのご参加やコースに関するご相談は、公式LINEアカウントへご登録いただくか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップ全国大会への挑戦・入賞を目指す仲間を募集しています。当校では、目先の楽しさだけで終わらせず、将来の選択肢を広げる本格的なプログラミング教育(Python、Scratch、MakeCode、JavaScript、Unity、Godot)をはじめ、実务に直結する動画編集講座(Premiere Pro、DaVinci Resolve、CapCut)や、HTML/CSSによるWeb制作講座まで、一貫した次世代デジタルスキルを指導しています。
マインクラフトカップ参加をご希望の方へ
大会への参加を希望される方は、チーム編成および人数把握のため、以下の専用フォームよりお申し込みをお願いいたします。※申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が別途発生いたします。
各教室の開講地域
沖縄県宜野湾市(宜野湾ラボ)
メイン拠点となる宜野湾ラボ(伊佐ビル2F)にて、各専門コースの対面レッスンを開講しています。国道58号線沿いでアクセスが良く、専用駐車場も完備しているため、那覇市や糸満市など遠方からの送迎もスムーズです。
沖縄県うるま市(うるま校)
コミュニティ中枢であるFMうるま特設会場にて、定期講座および地域連携のデジタルイベントを開催しています。
次世代クリエイターを育てる私たちの理念
私たちは、単にお子様にツール操作を教えるだけの習い事教室ではありません。30年のIT実務経験と官公庁品質の厳格な「情報設計」のノウハウをベースに、お子様が持つ「熱狂」を一生物の論理的思考力へと昇華させるための教育機関です。保護者の皆様も安心してお子様の学びを共有・見守っていただける、最も安全で信頼できるクリエイティブ環境を提供いたします。
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