
「先生、出られません!」「ジャンプってどうやるんですか?」「洞窟に落ちました!」——8月4日(月)の宜野湾の教室、Road To マイクラカップ in 沖縄 第二回ワークショップの最初の30分は、正直、かなり大混乱でした。
第一回(7月28日)より人数が増えた。操作が初めてという子が大半。ジャンプの仕方が分からない。移動がうまくいかない。同じワールドに入っているのに、集合場所に戻れない。マイクラカップのWSと聞くと、すぐ立派な未来のまちが完成するイメージを持たれるかもしれません。でも現場は、もっと混沌としています。それでも、時間がたつにつれて変化がありました。リーダー気質の子を中心に、役割分担が自然に始まった。家に帰ってからも、オンラインで制作を続けている——これは、単に「マイクラが楽しかった」だけの話ではないと感じています。
第一回から第二回へ。設計図のあと、いよいよワールドの中
第一回では、大会テーマを読み、チームで話し合い、設計図まで進みました。「基地は未来の僕たちに必要なのか?」という問いが出た日の様子は、第一回ワークショップ開催レポート にまとめています。
第二回は、教育版マインクラフトのワールドに入り、実際に作り始める回です。だから、操作の壁にぶつかる子が一気に増えます。大人から見れば基本操作のジャンプや移動も、初めての子にとっては、そこからがスタートラインです。
思い通りに動けない。友達の場所が分からない。予定通りに進まない——一見、学びが止まっているように見えるかもしれません。私はそうは思いません。むしろ、この混乱こそ入口です。プログラミングでも、最初から思った通りに動くことはほとんどありません。エラーが出る。動かない。条件分岐がうまくいかない。そのとき大切なの、「向いていない」と決めることではなく、どこでつまずいたか、次に何を試すか、誰に聞くか、もう一度戻れるか——ここに、やり抜く力や試行錯誤する力が表れます。
洞窟の騒ぎから、チームは動き出す
洞窟に落ちて戻れない——マイクラに慣れた子からするとよくあることです。初めての子にとっては大事件です。戻り方が分からない。周りが暗い。みんなと離れた。
子どもたちの反応はさまざまでした。焦る子。笑う子。助けを求める子。自分で何とかしようとする子。友達を助けに行こうとする子。混乱をなくすことが目的ではありません。混乱のあと、どう立て直すか——チーム制作では、そこが本番です。
途中から、リーダー気質の子を中心に、こんな声が増えました。「ここを作る人」「道を作る人」「周りを整える人」「こっちはこうした方がいいんじゃない?」
大人が最初から細かく割り振れば、見た目の進行は早くなります。「あなたは道、あなたは家」——でも、それでは子ども自身の学びが薄くなります。今回大切だったのは、子どもたちの中から自然に役割分担が始まったことです。誰が何を作るか。分からない子をどう助けるか。全体のワールドをどうつなげるか——マイクラカップで必要なのは、建築技術だけではありません。話し合う力、待つ力、頼る力、頼られる力、直す力、説明する力。制作の中で、少しずつ育っていきます。
家に帰ってからも続いている、という意味
特に印象的だったのは、家に帰ってからもオンラインでみんなが参加し、作品制作を続けていることです。
教室の時間だけ。先生がいるときだけ。言われたから——それだけではなく、子どもたちが自分たちで続きを作ろうとしている。主体性の表れです。もちろん、時間管理、安全なやり取り、保護者の理解、ワールドの管理、役割の偏り——大人が見守る必要はあります。それでも、「家に帰ってからもやりたい」と思える活動は、夏休みの学びとして貴重です。
非認知能力は、テストの点数では見えにくい
最近よく聞く「非認知能力」とは、国語や算数のテストだけでは測りにくい力のことです。やり抜く力、協調性、感情を調整する力、人に質問する力、失敗しても立て直す力、自分の考えを説明する力——プログラミング教室でも同じで、コードが正しく書けるか、建物が上手か、だけでは子どもの成長は見えません。
エラー後に再挑戦するか。分からないときに質問できるか。友達の意見を聞けるか。完成後に「なぜ作ったのか」を説明できるか——完成までの過程に、成長が詰まっています。
2026年7月、大阪市は小中学校16校・4,000名以上を対象に、非認知能力を継続的に可視化するモデル事業を始めました。メリットはあります。一方で、「協調性62点」のようにラベルで終わらせる危険もあります。詳しくは、大阪市4,000人調査と非認知能力を数値化してよいのか をご覧ください。
学校では静かな子が、マイクラではリーダーになる。算数の点数が伸びにくい子が、制作では驚くほど粘る——環境が変わると姿が変わる。だから数値は、子どもを分類するためではなく、対話を始める材料にすべきだと、私は考えています。
アンケートだけでは、今回の変化は見えない
今回のWSで、アンケートだけを見たら、変化は十分には分からないと思います。最初はジャンプができなかった。洞窟に落ちて戻れなかった。でも途中から役割分担が始まった。家に帰ってからもオンラインで続けた——この流れは、行動を見ていないと分かりません。
だから、プログラミング教育では、制作履歴、子どもの発言、修正回数、役割変更、振り返り文、発表内容——これらを組み合わせて記録します。マイクラカップ作品制作の流れ(テーマから動画提出まで) でも、提出物はワールドだけではない、と整理しています。
保護者へは「点数」より「行動」で伝える
保護者の方に伝えるなら、「協調性は62点です」より、
「洞窟に落ちて戻れなくなったあとも、もう一度参加して、最後は担当部分を作り切りました」
「操作に困っている子に声をかけ、自分の作業を止めて集合場所まで案内していました」
——こちらの方が、成長として伝わります。非認知能力は、点数より行動で見る。入試の点数のためだけに育てるものでもありません。
第三回・第四回へ
第8回のテーマ「みんなが輝く!β世代の未来のまち」に向け、第三回(8月11日)、第四回(8月18日、いずれも14時30分〜16時30分)では制作と改善、発表準備へ進みます。自由研究につなげるなら、「建物を作りました」だけでは弱くなります。テーマ、調査、設計図、制作記録、修正履歴、振り返り——AIを使った場合も、どこで使ったかを記録することが大切です。
Road To マイクラカップ in 沖縄 2026 の詳細はこちら 教育版マインクラフト体験会 ScratchからPythonやAI活用、デジタルポートフォリオ構築まで
混乱のあとの変化こそ、記録に残したい
第二回は、最初からスムーズではありませんでした。それでも、リーダーの子を中心に役割分担が始まり、家に帰ってからもオンラインで続いている——この変化こそ、子どもたちの成長だと思います。
第一回で出た「基地は未来の僕たちに必要なのか?」という問いも、いきなり建物にはなりません。でも、操作の混乱を乗り越えたあとに、同じチームで「じゃあ、ここはこうしよう」と声を掛け合う時間が増えた——問いと制作が、少しずつ同じテーブルに乗ってきている、そんな手応えがありました。
やり抜く力は、失敗したあとにもう一度戻ってくる姿に表れます。協調性は、友達の意見を取り入れて作り直す姿に表れます。主体性は、家に帰ってからも自分たちで制作を続ける姿に表れます。
マインクラフト ワールド制作なら沖縄マイクラ部|全国大会出場の実績あり プログラミングスクール詳細 すずきたかまさ(鈴木孝昌)プロフィール ― 沖縄マイクラ部・クロスウェーブ代表 教室へのアクセス
Road To マイクラカップ in 沖縄 2026 参加者募集
沖縄からマイクラカップに挑戦したい子どもたちを募集しています。教育版マインクラフト 体験会から参加できます。夏休みの自由研究につながるAI・プログラミング・動画編集の学びも案内しています。
Road To マイクラカップ in 沖縄 2026 の詳細はこちら
今すぐ、LINEから無料体験を予約できます。「見学だけでもいいですか?」という問い合わせも大歓迎です。まずは一度、教室の雰囲気を体験しに来てください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」 代表:鈴木 孝昌 (Google/Meta本社招待・政府PM・日本ソフトウェア大賞・マイクラカップTBS賞) 運営母体:株式会社WEVA(沖縄AI勉強会 WEVA)|沖縄ホームページ制作工房WEBCRAFTS 沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F (c) 2012-2026 WEVA. All Rights Reserved.
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沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップ全国大会への挑戦・入賞を目指す仲間を募集しています。当校では、目先の楽しさだけで終わらせず、将来の選択肢を広げる本格的なプログラミング教育(Python、Scratch、MakeCode、JavaScript、Unity、Godot)をはじめ、実务に直結する動画編集講座(Premiere Pro、DaVinci Resolve、CapCut)や、HTML/CSSによるWeb制作講座まで、一貫した次世代デジタルスキルを指導しています。
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沖縄県うるま市(うるま校)
コミュニティ中枢であるFMうるま特設会場にて、定期講座および地域連携のデジタルイベントを開催しています。
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