
沖縄の中学生・高校生だけを集めて、Roblox(ロブロックス)のゲームを90分で作る体験会を、宜野湾で開きます。
「ゲームを遊ぶ側から、作る側へ。90分ゲームクリエイターチャレンジ!」というのが、この体験会のサブタイトルです。毎日 Roblox で遊んでいる中高生が、Roblox Studio という制作用のソフトを開いて、空中アスレチックのゲームを一本作ります。ゴールに着いたら画面に「CLEAR!」と出るプログラムも、自分で書きます。最後の10分は、隣の席の人に自分のゲームを遊んでもらいます。
日程・参加費・定員は、決まり次第この記事に書き足します。今日は、なぜ中高生だけにしたのか、90分で何を作るのか、アカウントやパスワードをどう扱うのかを、先に書いておきます。
中高生だけで募集することにしたわけ
正直に書くと、この9月〜10月に、Roblox の無料講座を小学生〜高校生まで一緒に募集したときは、20人の枠に申込が0人の回がありました。
ちょっと笑うしかなかったです…! 告知を出したのが開催の数日前だったので、そもそも知られていなかったのが一番の理由だと思っています。それと、小学生と高校生が同じ募集文に並んでいると、中高生からすると「小学生向けかな」と見えてしまう、というのもあったはずです。
一方で、Roblox についての問い合わせは、この秋ほんとうに増えています。小学生の保護者からだけじゃなくて、中学生、高校生、大人からも来ます。面談でいちばんよく聞くのは「子どもが Roblox ばかりやっています」という言葉です。
じゃあ、中高生に絞って、早めに告知して、6人で丁寧にやってみよう、と決めました。中学生・高校生になると、マウスとキーボードの操作は大人とほとんど変わりません。文字でコードを書くところまで、90分で十分たどり着けます。
クロスウェーブには中高生のデジタルクリエイター部もあって、そちらの話は 中学生にプログラミング教室は必要か に書いています。今回の体験会は、その手前の、一回きりで参加できる場です。
90分で空中アスレチック「SKY JUMP CHALLENGE」を作ります
作るゲームは決めてあります。青い空に足場が浮かんでいて、ジャンプで渡ってゴールを目指す、アスレチックのゲームです。名前は「SKY JUMP CHALLENGE」にしました。
アスレチックにしたのには理由があって、作ったらすぐ遊べるんですよね。足場を一個置いたら、もうテストプレイができます。ジャンプが届かなかったら足場を近づける、簡単すぎたら一か所だけ遠くする。作って、遊んで、直す、を90分のあいだに何十回も回せます。
やることの順番は、こうです。
- 講師が完成見本を遊んで見せる
- Roblox Studio の基本の操作を覚える(カメラ、パーツを置く、動かす、大きさを変える)
- 足場を5〜8個並べて、スタートからゴールまでつなぐ
- ゴールに着いたら CLEAR! が出るプログラムを書く
- 色が変わる床、消える床、溶岩のどれかを一つ作る
- 隣の人のゲームを遊ぶ
早く進んだ人には、落ちても途中から始められるチェックポイントと、取った数が画面に出るコインを用意しています。
一つだけ、最初に必ず言うことがあります。足場のパーツは、Anchored(アンカード、固定)にチェックを入れないと、テストプレイを始めた瞬間に空から落ちます。たぶん誰かの足場が全部落ちます。そこで一回みんなで笑ってから、固定の意味を説明するつもりです。
ゴールで「CLEAR!」が出るまでに、覚えてほしいこと
Roblox Studio のプログラムは、Luau(ルーアウ)という言語で書きます。Lua という言語をもとに、Roblox が作った言語です。Scratch みたいにブロックを並べるのではなくて、文字でコードを打ちます。
たとえば、乗ると色が変わる床は、これくらいの長さです。
local floor = script.Parent
floor.Touched:Connect(function(hit)
local humanoid = hit.Parent:FindFirstChild("Humanoid")
if humanoid then
floor.Color = Color3.fromRGB(255, 80, 80)
end
end)
「床に何かが触ったら、それがプレイヤーなら、床の色を赤っぽくする」と書いてあります。最初は写して動かすだけで大丈夫です。写したあとに 255, 80, 80 の数字を変えて、色が変わったら、もうそのゲームはその子のものです。
体験会で、ここだけは分かって帰ってほしい、と思っていることが二つあります。
一つは、Script と LocalScript の違いです。Script はゲーム全体(サーバー)で動くプログラム、LocalScript は一人ひとりのパソコンの中で動くプログラムです。体験会では Script だけを使って、LocalScript は「続きでやる」と名前だけ見せます。両方を最初から触ると、どこに入れればいいのかで必ず混乱するので。
もう一つは、Output(出力)とゲームの画面の違いです。print("ゴールしました") と書くと、その文字はゲームの画面には出なくて、Output という作る人用のウィンドウに出ます。遊ぶ人に見せたい CLEAR! は、画面の GUI(ボタンや文字を表示する部品)の方に出します。ここ、大人でも最初は混ざるところなんですよね。「print したのに画面に何も出ない!」と手が挙がったら、Output のウィンドウを一緒に見て、文字がちゃんと出ていることを確かめます。
Roblox Studio のプログラムについては、Roblox Studio で Lua を学ぶ子ども向けのガイド にもう少し詳しく書いています。
当日の流れ
| 時間 | やること |
|---|---|
| 最初の5分 | あいさつ、完成見本を遊んで見せる |
| 〜15分 | Roblox Studio の操作 |
| 〜35分 | 足場を並べてコースを作る |
| 〜50分 | ゴールで CLEAR! が出るプログラム、保存 |
| 〜65分 | 色の床・消える床・溶岩から一つ |
| 〜75分 | 自由に改造、早い人はチェックポイントとコイン |
| 〜85分 | 試遊会(保護者の方も見学できます) |
| 最後の5分 | 保存、振り返り、ログアウトの確認 |
講師の説明は、1回5分までにします。説明したらすぐ触ってもらって、困ったら手を挙げてもらいます。講師がマウスを取って直すことはしません。「ここを見て」と指をさすだけにします。エラーが出たときに、Output の赤い文字を自分で読めるようになってほしいからです。
アカウントとパスワードのこと
保護者の方がいちばん気にされるところだと思います。体験会では、次のようにします。
- Roblox アカウントは、ご家庭で保護者の方と一緒に作ってきてもらいます。教室ではアカウントを作りません
- パスワードは本人が覚えてきて、本人が入力します。講師はパスワードを聞きませんし、預かりません。入力しているあいだは、画面から離れます
- ログインできなかった場合も、講師が用意した見本のゲームで、最後まで参加できます
- 作ったゲームは、本人のアカウントに「Roblox に保存」で保存します。新しく作ったゲームは、最初は非公開です。体験会では公開しません
- ゲームの中のチャット、フレンド申請、何人かで同時に編集する機能は使いません。Discord などの外部のサービスも使いません
- 終わったら、教室の PC を全台ログアウトしてから解散します
Roblox では、ゲームをすべての年齢向けに公開するには、年齢確認、二段階認証、13歳未満なら保護者アカウントとの連携などの条件があります(Roblox 公式の公開条件)。公開するかどうかは、ご家庭で決めることなので、体験会ではそこまでやりません。
申込のときには、ニックネームと学年、保護者の方のお名前と連絡先、それから Roblox アカウントを持っているか、PC を持ってくるか、写真を撮ってよいかを伺います。学校名、住所、生年月日、Roblox のユーザー名は伺いません。写真は「撮らない」を選んだ方は撮りません。
家庭でのルールの作り方は Robloxを禁止しないで考える。家庭でリスクを抑えながら学びに変えるためのガイド、遊ぶときと作るときの安全の違いは Roblox は安全?という保護者の疑問への答え に書いています。
持ってくる PC について
教室の PC を使えるので、持ち物はなくても大丈夫です。自分の PC を持ってくる場合は、Windows か Mac に限ります。Roblox の公式の案内では、Roblox Studio が動くのは Windows 10 以降か macOS 10.14 以降で、メモリは最低3GB、できれば8GBです。Chromebook と iPad では Studio が動きません。
前日までに家で Roblox Studio をインストールして、一回起動しておくと、当日すぐ始められます。起動したときに更新が入ることがあるので、当日の朝に初めて開くと、そこで5分くらい待たされることがあります。
保護者の方には、最後の15分を見てほしい
試遊会の時間に、保護者の方にも教室に入ってもらいます。最初から見学したい方は、後ろの席で見ていてもらって大丈夫です。
試遊会では、席を一つずつずれて、隣の人のゲームを遊びます。作った本人は、自分のコースで人がジャンプに失敗するのを、横で見ることになります。ここで「そこ難しすぎた?」「もうちょっと近づけるか」と言い出す子が出てきたら、その子はもう作る人の目線で自分のゲームを見ています。
Roblox で毎日何時間も遊んでいる子が、自分のゲームを人に遊んでもらって、どこで落ちたかを気にする。その顔を一回見てもらえたら、家での Roblox の見え方が少し変わるかもしれません。
体験会のあとのこと
体験会の当日に、入会の申込用紙は配りません。続きの案内の紙を一枚置いておくだけです。
体験会の翌日に、一回だけ、その子が当日どんなふうに作っていたかをお伝えするメッセージを送ります。返事がなければ、こちらから続けて連絡はしません。
続きを作りたくなった子のために、全4回の続きの講座(LocalScript を使った画面の演出、チェックポイントとスコア、ゲームの設計と試遊、発表)と、冬休みのゲームジャムを準備しています。日程と参加費は【確定後に記入】です。
クロスウェーブの通常のクラスでも Roblox Studio を扱っていて、月謝8,800円で、毎週土日に通い放題です。くわしくは 沖縄・宜野湾の Roblox(ロブロックス)コース を見てください。オンラインと教室を組み合わせる受け方もあります。
高校生で、作ったゲームを進学のときの作品として残したい人は、沖縄の高校生こそプログラミング作品を持とう!受験・探究にもつながるポートフォリオ も参考になると思います。
日程と申込
- 日時:【確定後に記入】(11月の祝日の午後で調整しています)
- 時間:90分(受付は開始の20分前から)
- 場所:クロスウェーブ 宜野湾ラボ(沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F)【確定後に記入】
- 対象:中学1年生〜高校3年生
- 定員:【確定後に記入】(6名で調整しています)
- 参加費:【確定後に記入】
- 申込:connpass のイベントページから、保護者の方が申し込んでください【確定後に記入:connpass の URL】
小学生の申込は、今回はお断りしています。ごめんなさい。小学生向けの Roblox は、通常のクラスで扱っています。
教室の場所と車での行き方は 教室へのアクセス にあります。国道58号線沿いで、無料駐車場があります。
中高生にゲームづくりを勧める理由
マイクラカップで沖縄代表チームを指導してきて、第7回では沖縄地区最優秀賞のあと、全国大会でTBS賞をもらいました(第7回マイクラカップ全国大会の記録)。マイクラカップも、ワールドを作って終わりではなくて、人に見せて発表するところまでが大会です。
Roblox のゲームも同じだと思っています。90分で作れるゲームは、足場とゴールと、仕掛けが一つか二つの小さなものです。それでも、人が遊んでくれて、どこかで落ちて、笑ってくれたら、それはもう作品です。ゲームを作る仕事を目指すかどうかは、まだ決めなくていいです。一回作って、人に遊んでもらうところまで、まずはやってみてほしいです。
ゲームクリエイターを目指す高校生向けには、ゲームクリエイターになるには――沖縄在住の中学生・高校生が今すぐ始めるべき5つのこと も書いています。講師のプロフィールは すずきたかまさ(鈴木孝昌)プロフィール ― 沖縄マイクラ部・クロスウェーブ代表 にあります。
関連記事
今すぐ、LINEから見学・説明・無料体験を予約できます。パソコンを使った体験は、PCの空きがあれば可能です。人数が多い場合は、見学と説明が中心になります。「見学だけでもいいですか?」という問い合わせも大歓迎です。まずは一度、教室に来てください。Roblox の体験会そのものの申込は、connpass のイベントページからお願いします。
マインクラフト・プログラミングの見学・説明・無料体験の申込はこちら
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」 代表:鈴木 孝昌 (Google/Meta本社招待・政府PM・日本ソフトウェア大賞・マイクラカップ沖縄地区最優秀賞・TBS賞) 運営母体:株式会社WEVA(沖縄AI勉強会 WEVA)|沖縄ホームページ制作工房WEBCRAFTS 沖縄県宜野湾市伊佐2-20-15 伊佐ビル2F (c) 2012-2026 WEVA. All Rights Reserved.
クロスウェーブ(沖縄マイクラ部)への参加方法
無料体験会へのご参加やコースに関するご相談は、公式LINEアカウントへご登録いただくか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までお気軽にご連絡ください。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップ全国大会への挑戦・入賞を目指す仲間を募集しています。当校では、目先の楽しさだけで終わらせず、将来の選択肢を広げる本格的なプログラミング教育(Python、Scratch、MakeCode、JavaScript、Unity、Godot)をはじめ、実务に直結する動画編集講座(Premiere Pro、DaVinci Resolve、CapCut)や、HTML/CSSによるWeb制作講座まで、一貫した次世代デジタルスキルを指導しています。
マインクラフトカップ参加をご希望の方へ
大会への参加を希望される方は、チーム編成および人数把握のため、以下の専用フォームよりお申し込みをお願いいたします。※申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が別途発生いたします。
各教室の開講地域
沖縄県宜野湾市(宜野湾ラボ)
メイン拠点となる宜野湾ラボ(伊佐ビル2F)にて、各専門コースの対面レッスンを開講しています。国道58号線沿いでアクセスが良く、専用駐車場も完備しているため、那覇市や糸満市など遠方からの送迎もスムーズです。
沖縄県うるま市(うるま校)
コミュニティ中枢であるFMうるま特設会場にて、定期講座および地域連携のデジタルイベントを開催しています。
次世代クリエイターを育てる私たちの理念
私たちは、単にお子様にツール操作を教えるだけの習い事教室ではありません。30年のIT実務経験と官公庁品質の厳格な「情報設計」のノウハウをベースに、お子様が持つ「熱狂」を一生物の論理的思考力へと昇華させるための教育機関です。保護者の皆様も安心してお子様の学びを共有・見守っていただける、最も安全で信頼できるクリエイティブ環境を提供いたします。
イベント情報とお問い合わせ
個別のご質問やご相談は、LINEオフィシャルアカウントまたはメールからいつでもお気軽にどうぞ。スクールが主催する最新のワークショップやイベント情報は「開催イベント一覧(connpass)」からご確認いただけます。