国土交通省のPROJECT PLATEAUって何?知らない人のためにざっくり説明します
「PROJECT PLATEAU(プラトー)」という言葉、初めて聞いた方も多いかもしれません。
これは国土交通省が進めている、日本全国の都市の3Dデータをオープンデータとして無料公開するプロジェクトです。「オープンデータ」というのは、誰でも自由に使えるように公開されているデータのことで、費用もかからず、企業や研究機関だけでなく個人でも利用できます。
PLATEAUが公開しているデータには、建物の形状・高さ・用途のほか、道路、公園、橋、植生など都市を構成するあらゆる要素が含まれています。しかも精度が非常に高く、実際の都市をそのままデジタル空間に再現できるレベルのデータが揃っています。
このデータを活用すれば、防災シミュレーション、都市計画の可視化、観光案内、教育コンテンツ制作など、様々な用途に使うことができます。全国の自治体が順次データを追加しており、沖縄県那覇市のデータも公開されています。

今回チャレンジしたのは、この那覇市全域のPLATEAUデータをまるごとマインクラフトのワールドに取り込むことです。
マイクラの中に市全体のデータを丸ごと取り込むという試みは、おそらく沖縄県内では初めての事例ではないでしょうか。
取り込んでみると、見慣れた那覇市の街並みがブロックで再現されていて、なんとも不思議な感覚があります。現実の建物の形や高さの違いも反映されており、航空写真で見るような那覇市がそのままマインクラフトの世界に現れた感じです。
↑ショート動画にしたのでうまく貼り付けることができていないかもしれませんが・・・

自分がどこにいるのかがよくわからずに那覇市内をさまよっているのですが…ここ、首里城かな?という場所が出てきたりと、地元の景色をマイクラで発見する楽しさがあります。
マイクラ部の伊波さんとの活動から、先日の首里城マイクラプログラミング教室での城間さんや安冨祖さんとの活動…Resort Tech Okinawaでの志良堂さんとの出会いで、どんどん面白そうな方向に世界が広がっているのでこれからはもっともっと大勢の人との連携で様々な社会問題解決につながるようなことに挑戦してみたいっすね。
そうそう…自分がどこにいるのかがよくわからずに那覇市内をさまよっていますが・・・ここ首里城かな?
なぜ「首里城×マインクラフト」に取り組むのか
首里城は2019年の火災で正殿が焼失し、現在も復元工事が続いています。多くの方が心を痛めたあの出来事を、私たちは「マインクラフトで記録・再現する」という形で関わることができないかと考えてきました。
火災で失われる前の姿、復元の過程、そして完成後の姿。これらをマインクラフトのワールドとして残しておくことは、デジタルアーカイブとして、また次世代への教育コンテンツとして、大きな価値があると感じています。
PLATEAUのデータを取り込むことで、首里城周辺の地形・建物の配置が実際のデータに基づいた形でマイクラ内に再現されます。子どもたちがこのワールドの中を歩き回りながら「ここが正殿だよ」「この石垣はこんな形をしているんだ」と発見していく体験は、教科書では得られない学びになります。
関連記事:マインクラフト ワールド制作|自治体・観光・教育向けの活用事例
Resort Tech Okinawa・首里城プログラミング教室との出会いが広げた世界
今回の取り組みは、一人でやっていたことではありません。
マイクラ部の伊波さんとの活動から始まり、首里城マイクラプログラミング教室での城間さんや安冨祖さんとの活動、そしてResort Tech Okinawa(リゾートテック沖縄)での志良堂さんとの出会い。こうした繋がりの中で、どんどん面白い方向に世界が広がっています。
沖縄のIT・テクノロジーコミュニティと地域の課題をつなぐ活動として、PLATEAUを活用したマインクラフトの取り組みは注目されています。これからはもっと多くの人との連携で、様々な社会問題解決につながるようなことに挑戦していきたいと思っています。
例えば、こんな活用が考えられます。
那覇市内の避難経路を3Dで確認できる防災学習ワールド。学校区ごとの地形や危険箇所をマイクラで体験することで、子どもたちが楽しみながら防災意識を身につけることができます。
観光スポットを仮想体験できる那覇市バーチャルツアー。首里城はもちろん、国際通りや識名園、那覇港などをマインクラフトで再現し、来沖前に沖縄の地理を知ることができるコンテンツにすることも可能です。
まちづくりの参加型ワークショップ。実際の那覇市のデータをベースにしたワールドの中で、「ここに公園があったらいいな」「この道路をこう変えたら使いやすい」という意見を子どもたちが形にすることで、次世代の市民参加型まちづくりにもつながります。
PLATEAUとマインクラフトで「学び」はこう変わる
PLATEAUデータをマインクラフトに活かす技術的な流れは、次のようになります。
まずPLATEAUのポータルサイトからCityGML形式(都市情報を表すデータ形式)のファイルをダウンロードします。これを変換ツールでマインクラフトが読み込める形式に変換し、ワールドとしてインポートするという流れです。
この過程で子どもたちが学べることは非常に多くあります。データが「ダウンロードして終わり」ではなく、変換・加工・活用という一連のプロセスがあることを体験できます。地図データの見方、座標の概念、ファイル形式の違いなど、プログラミングやデータサイエンスの基礎となる知識が自然と身につきます。
「現実のデータを使ってリアルな世界をデジタルで再現する」という体験は、GIS(地理情報システム)やデジタルツインといった実社会で使われている技術の入口でもあります。将来、都市計画・建築・防災・観光など様々な分野でこうした技術が活用されていくことを考えると、子どもの頃からこの感覚を持っておくことには大きな意味があります。
関連記事:マインクラフトを使ったプログラミング教育|MakeCodeで論理的思考力を育てる
一緒にやってみませんか?
沖縄マイクラ部では、マインクラフトを使ったワールド制作・プログラミング学習に取り組む仲間を募集しています。
「マイクラで沖縄の街を再現してみたい」「PLATEAUって面白そう」という興味を持った小学生・中学生・高校生、そして大人の方も大歓迎です。毎週土曜・日曜に宜野湾市とうるま市で活動しており、無料体験も随時受け付けています。
マイクラカップへの参加を目指したい方も、まずは気軽に見学・参加してみてください。沖縄マイクラ部は第6回・第7回マイクラカップ(Minecraftカップ)で連続して沖縄代表として全国大会に出場し、第7回ではTBS賞を受賞した実績があります。
マイクラ部への参加方法
参加を希望される方はLINEアカウントへ登録いただくか、メールにてご連絡ください。
📩 メール:webcrafts098@gmail.com
開催地域
沖縄県宜野湾市
沖縄マイクラ部 プログラミングスクール「クロスウェーブ」にて開催
https://meiying.jp/
沖縄県うるま市
FMうるまにて開催
https://fmuruma.com/
マイクラ部への参加方法
マイクラ部への参加を希望される方はLINEアカウントへ登録を頂くか、メールにて「webcrafts098@gmail.com」までご連絡をお願いします。
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」では、マインクラフトカップへの参加を目指す仲間を募集しています。子供たちへのプログラミング教育として「Python」「Scratch」「MakeCode」「JavaScript」「Unity」「Godot」などを指導しています。動画編集講座(Premiere Pro・DaVinci Resolve・CapCut)やHTML/CSSでのWeb制作講座も開催中です。
マイクラカップ参加希望の方へ
マイクラカップへの参加を希望される方は、人数把握のため以下のフォームからも申請をお願いします。申込時はマインクラフト教育版のライセンス費用が発生いたします。
開催地域
沖縄県宜野湾市
沖縄マイクラ部プログラミングスクール「クロスウェーブ」にて開催しています。
沖縄県うるま市
FMうるまにて開催しています。
FMうるま
沖縄マイクラ部について
沖縄マイクラ部は教室ではなく、親子の勉強会というスタイルで運営しています。保護者の方も一緒に参加していただけますので、お気軽にご参加ください。
お問い合わせ
お問い合わせはLINEオフィシャルアカウント、またはメール(webcrafts098@gmail.com)からお気軽にどうぞ。イベント情報は「開催イベント一覧」からご確認ください。